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第3話 ページ3

ガタ…

イスが少し動く音がした。

「_______________…」

「…!いいな!その案!」

「でしょっ!我ながらいい案だしたなって思う!褒めて!」

賀屋が僕えらいでしょ!と言いたげな犬のような目をして美夜の方を見てくる。

「よしよし!えらいえらい!」

美夜も犬のように賀屋の頭をぐしゃぐしゃに撫で回す。

いつもバカみたいな発想をする賀屋が今回2人にとってとてもいい考えを思いついたのだ。
それは…今さっきの会話や行動とこれからの会話や行動を全て小説にするということだった。

「…けどさぁ…さっきまでの会話、全部は覚えてねぇんだよなぁ…」

頭を撫で回されていた賀屋がポツリとこぼす。

「まぁ、別に覚えてなくてもいいだろ」

「え、なんで?」

賀屋がポカンと呆けた顔をする。

「いや、だってこれ小説だろ?だったら別に全部が全部ノンフィクションじゃなくたってよくねぇか?」

さっきまでの良かった頭脳はどこいったんだと鼻で笑いながら付け足す。

「そっか…そっか!そうだもんね!これ小説だった!アハハッ!小説だったこと忘れてた!」

アハハッと万遍な笑みで笑う。

『おやつをもらった犬みてぇだな…知らんけど』

そんなことを思ったからだろうか、賀屋が一瞬犬に見えた。

「?!?!」

「うぉっ!びっくりした…ど、どうしたんだ?」

「え、あ、いや、うん?」

美夜は目をこする。幻覚かどうか確かめるため。

「僕目の視力下がったのか…?」

「え?ほんと、どうしたの?」

少しガチ目に賀屋に心配された。

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よや - 友達になってください (2022年6月18日 21時) (レス) id: 30c99c0b64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月海 | 作成日時:2021年2月3日 17時

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