✩࿐⋆𓂃 𓈒𓏸 ページ16
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「ていうかさ、こんな夜に何しとったん？」
そりゃ不思議に思うよね…と脳内で納得して、なんて言おうか考える。普通にここでプレゼントを渡してもいいんだけど、家で香水とケーキと一緒に渡したいなぁ。
私は手に抱えていた箱を後ろに隠すようにして、ゆっくりと口を開いた。
『えへへ、ちょっと捜し物！』
「捜し物…？見つかったん？」
捜し物が何なのかと訊く前に、見つかったのかと尋ねる不破くん。ここで「見つかってない」と言えば、不破くんのことだから一緒に探してくれるんだろうな。
そんなことを考えながら、私はにっこりと笑って頷く。
『もう見つかった！それより早く帰ろ！』
「んは、どしたん。今日はやけにテンション高いやん。」
ぐいぐいと不破くんの袖を引っ張ってそう訴えれば、ふわりと笑って私の後ろを歩く不破くん。
今日くらいはしゃいだってバチは当たらないはず。だって今日は世界で一番大切な不破くんの誕生日だからっ！
『秘密っ！』
にぱっと笑って不破くんの方を振り返れば、彼は少し頬を赤く染めて私に釣られるようにして笑った。
𓂂𓂃𓈒𓏸❀𓂂
『不破くん、お誕生日おめでとうっ。』
私の言った通り、ソファーに座って待っている不破くんにそう声をかける。不破くんは目を見開いて私のことを見た。
「んはっ、ありがとな姫〜！……開けてもいい？？」
『勿論。』
綺麗な濃紫色の瞳を輝かせて箱を受け取ったかと思えば、まるで誕生日を待ち侘びていた子供のように訊いてくる。
そんな不破くんがかわいくて、くすっと笑ってから私は答えた。そして私の答えを聞くとゆっくりと丁寧に箱の包装を開けていく不破くん。
どんな反応をしてくれるかな…とドキドキしながらその様子を見守った。
口をぱくぱくしながら私とプレゼントを交互に見る不破くん。喜んでくれてるのかな…と不破くんの感情がイマイチ読み取れなくて、少し不安になる。
「ありがと姫ぇ〜！！」
子供のように私に抱き着いてくる不破くんのおかげで、そんな不安が一瞬でぶっ飛んだ。
私は「んわっ」と小さく声をあげながらも、何とか不破くんのことを受け止める。ぐりぐりと私の肩に頭を押し付けてくる彼。
子供というよりかは、犬の方がしっくりくるかもしれない…。
『喜んでもらえてよかった。冷蔵庫にケーキもあるからね。』
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Near(プロフ) - 伊藤。さん» 夢主ちゃん独占欲つよつよですよね…！ちゃんとメンヘラ感出ててよかったです😌𓈒𓏸 最後までご愛読ありがとうございました！🙏✨ (5月6日 11時) (
レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
伊藤。 - 結ばれて良かった....地味にメンヘラ感ある夢主好き (5月5日 23時) (レス) @page21 id: 900669addd (このIDを非表示/違反報告)
Near(プロフ) - みはさん» ありがとうございます😭短い期間でしたが、ご愛読していただきありがとうございました✨💕 (5月4日 22時) (レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
みは - ハピエンよかった😭😭毎日楽しみにしてました🥲💕 (5月4日 22時) (レス) @page21 id: 407a058ce0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2023年4月25日 20時
