𓂂𓏸𓂃◌𓈒𓐍◌𓈒 ページ13
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「ひめぇ〜。」
ネオンライトに照らされて輝くシャンパンタワー。充満したアルコールの香り。ぎし、と音を立てて軋むソファー。
そして、妖艶な笑みを浮かべて私の上に覆い被さる不破くん。
これは一体どういう状況なの…？？
『ちょ、ちょっと不破くんっ…お酒飲み過ぎじゃない…？？』
試しに、とんとんと軽く彼の胸板を叩いてみるけれど、不破くんの耳に私の言葉は届いていないらしく、ふわふわと笑ったままだ。
どうやったらこの状況を抜け出せるのかと、ほろ酔いの頭をフル回転させて考える。
最悪の場合、不破くんには申し訳ないけど殴るか蹴りを入れるしかないよね…？
水飲ませたくらいじゃ治らなさそうだし、まず水が手元にない。もしかしてこれは詰んだのでは…？？
「ひめぇ、すきやでぇ…。」
不破くんはそう言って唇を重ねる。その瞬間私の頭は回転するのを辞めてしまった。
いつもと変わらない様子で「にゃはは、ひめかわえ〜」と笑う不破くんに対して、私は目を見開いて口元を手で覆う。恐らく、私の顔は真っ赤になってることだろう。
「んは、ひめぇ…すき…だいすき…あいしてる……。」
『っ…！』
不破くんの顔が再び近付いてきて、私はぎゅっと目を瞑る。とさっと軽い音を立てて、私の身体の上に不破くんが倒れてきた。
『不破くん！？』
慌てて声をかけても動くことの無い不破くんに、私は「もしかして…」と不安を抱く。
少し冷静になって耳を澄ましてみれば、「すぅすぅ」と規則正しい寝息を立てて寝ているだけだった。よかった…と胸を撫で下ろしたのも束の間、起き上がれない問題に直面する。
私が起き上がったらきっと不破くんのことを起こしてしまう。多分酔い潰れて寝ちゃっただけだと思うけど、起こすのは忍びないなぁ…。
仕方ない。不破くんが起きるまで我慢するかぁ…。
気持ち良さそうにねむる不破くんの頭を撫でて、ふっと笑みを零す。ずっとこんな時間が続いたら幸せだろうなぁ。
𓈒𓐍𓂃𓏸𓈒𓋜
「あれ……？姫……ってうわ！？ごめん！俺重かったやろ…！！」
目覚めたとほぼ同時に、素早く私の上から退く不破くん。全然重くなかったし、むしろ軽かったんだけど…と思っていた。
不破くんの顔を見ると、さっきのことを思い出してぶわっと顔が赤くなっていく感覚がする。
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Near(プロフ) - 伊藤。さん» 夢主ちゃん独占欲つよつよですよね…！ちゃんとメンヘラ感出ててよかったです😌𓈒𓏸 最後までご愛読ありがとうございました！🙏✨ (5月6日 11時) (
レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
伊藤。 - 結ばれて良かった....地味にメンヘラ感ある夢主好き (5月5日 23時) (レス) @page21 id: 900669addd (このIDを非表示/違反報告)
Near(プロフ) - みはさん» ありがとうございます😭短い期間でしたが、ご愛読していただきありがとうございました✨💕 (5月4日 22時) (レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
みは - ハピエンよかった😭😭毎日楽しみにしてました🥲💕 (5月4日 22時) (レス) @page21 id: 407a058ce0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2023年4月25日 20時
