𓈒𓂂𓂃𓈒𓂂𓇬 ページ2
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朝起きて、もしかしたらいるかもなんて淡い期待を抱きながらゆっくりと隣を見る。
私の淡い期待は呆気なく裏切られ、案の定不破くんはいない。私は自嘲するように笑ってカーテンを開けた。
朝日を浴びて、まだ眠たい目を擦りながらリビングへと向かう。
リビングの机の上には、エナジードリンクの空き缶が置かれたままだった。
不破くんったら、また遅刻ギリで向かったのかなぁ。というか、エナジードリンク飲みすぎじゃない？体に悪いらしいけどあれ。
そう考えながら空き缶をゴミ箱にシュートする。
カランカランと虚しい音が家に響いた。
𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍𓂃 𓈒𓏸
「姫ぇ〜〜。ただいまぁ〜…。」
いつもより控え目な声が聞こえてきた。夜中だから、きっと気を使ってくれているんだろう。
『おかえり不破くん。お仕事お疲れ様。』
やっと不破くんの顔を見れた喜びが溢れ出してきて、思わず口許が緩んでしまう。
そんな私に対して、不破くんは一瞬驚いたような顔をしていたけれど、すぐに「にゃは」と声を出して笑った。
「姫、こんな時間まで起きとったんかぁ〜？俺が帰ってくんの待っとってくれたん？嬉しいけど、姫も無理して待っとかんでええよ。」
『あ…うん。そう、だよね。次からはそうする。』
「姫はええ子やなぁ〜」なんて言いながら私の頭をわしゃわしゃと撫でる不破くん。
アルコールの匂いと甘ったるい香水の匂いが鼻を突く。微かに不破くんの匂いがした気がしたけど、直ぐに香水の匂いに掻き消されてしまった。
『えっと、あのさ不破くん。変なこと聞いてもいい…？』
「ん〜？ええよ、どしたん？」
不破くん、やっぱり私いい子なんかじゃないよ。
「私のこと好き？」
そう言いかけた口を閉ざし、咄嗟に口から出た言葉は、
『不破くんが好きなエナジードリンクってなに？』
そんなくだらないことだった。
ううん、彼にとってエナジードリンクの種類は大事なことなのかもしれない。
「んえ？エナドリの種類？お、とうとう姫も興味出てきた！？えーっと…俺のオススメはこれかなぁ。あ、でもこっちの方が姫は飲みやすいかも。」
楽しそうにエナジードリンクについて語り出す不破くん。
聞きたいことは聞けなかったけど、不破くんの無邪気な笑顔が見れたからいいか。
「…まぁ、これから一緒に姫の好きなエナドリ探していこ。好みなんて人それぞれやからなぁ！」
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Near(プロフ) - 伊藤。さん» 夢主ちゃん独占欲つよつよですよね…！ちゃんとメンヘラ感出ててよかったです😌𓈒𓏸 最後までご愛読ありがとうございました！🙏✨ (5月6日 11時) (
レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
伊藤。 - 結ばれて良かった....地味にメンヘラ感ある夢主好き (5月5日 23時) (レス) @page21 id: 900669addd (このIDを非表示/違反報告)
Near(プロフ) - みはさん» ありがとうございます😭短い期間でしたが、ご愛読していただきありがとうございました✨💕 (5月4日 22時) (レス) id: 4ac6422a64 (このIDを非表示/違反報告)
みは - ハピエンよかった😭😭毎日楽しみにしてました🥲💕 (5月4日 22時) (レス) @page21 id: 407a058ce0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2023年4月25日 20時
