吠えメール ページ9
次の日の朝、私はアンジーと朝食へ向かった。
『おはよう。三人とも』
ハリー、ロン、ハーマイオニーに挨拶を済ませ、いざ朝食を食べようとするとフクロウが窓から大量に入ってきてお届け物をしていった。
ふと、ロンにも一通の手紙が来ていることに気が付いた。(エロールが水差しの中に見事に突っ込んだ。)
真っ赤な封筒。
ロン「ママったら吠えメールを僕によこした…！」
ロンの顔が真っ青になり、視界の端でフレッドとジョージがニヤリとするのを捉えた。
ネビ「早く開けた方がいいよ。じゃないと…とんでもないことになる」
ロンは一度深呼吸をして、エロールのくちばしから吠えメールを抜き取った。
ロンが封筒を開けた瞬間、大広間中にモリ―の大声が響き渡った。
モリ「ロナルド・ウィーズリー！車を盗むとは何てことです！おとうさんは役所で尋問を受けてますよ！それもみんなお前のせいです！よくお聞き！今度ちょっとでも規則を破ってごらん家に引っ張って帰りますからね！あぁジニーちゃん。グリフィンドールに決まっておめでとう。パパもママも鼻が高いわ」
吠えメールは一通り話し終えるとビリビリと破れてテーブルに落ちた。
ロンはというとすごい顔で固まってしまった。
『まあ、もう絶対に車を飛ばさない事ね』
ロンは大きく頷いた。
ーーーーーーーーーーー
今日は最悪だ。朝からロックハートの授業がある。
いつも通り闇の魔術に対する防衛術の教室に行き、席に座ると(これは定位置だが、フレッドとジョージの間だ。)ロックハートが完璧な笑顔を振りまきながらやって来た。
ロック「ギルデロイ・ロックハート。勲三等マーリン勲章受章。闇の力に対する防衛術連盟の名誉会員であり雑誌『週刊魔女』のチャーミング・スマイル賞５回受賞。それは置いときましょう。 妖怪バンシーをスマイルで追い払ったわけじゃありませんしね！」
ロックハートは皆が笑うのを待ったが、何人かが曖昧に笑っただけだった。
ロック「ええん。では最初に少しミニテストをやろうと思いますよ。三十分です。よーいはじめ！」
質問一 ギルデロイ・ロックハートの好きな色は何？
質問二 ギルデロイ・ロックハートの密かな大望は何？
こんな調子がずっと続いているテストだった。
三十分が永遠ではないかと思われるほど長い、退屈な時間が過ぎた。
ロック「チッチッチ！皆さんもっと私の本を読むべきですね。」
これからこんな授業が続くと思うと憂鬱だ。
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さき - まるころさん» ご指摘ありがとうございます。見直してみますね。 (2020年11月15日 14時) (
レス) id: eada3c0aab (このIDを非表示/違反報告)
まるころ(プロフ) - 誤字脱字があったので一度見直されることをオススメします！ (2020年11月14日 3時) (レス) id: 9b6dbedaad (このIDを非表示/違反報告)
さき - ありがとうございます！そう言っていただくと頑張れます！！ (2020年11月8日 21時) (レス) id: eada3c0aab (このIDを非表示/違反報告)
ほしぽん - ヤバ！！チョーおもろい！！ (2020年10月18日 16時) (レス) id: 3706023b2c (このIDを非表示/違反報告)
さき - 本当ですか！見させていただきますね！ (2020年7月29日 13時) (レス) id: 5db39da5e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちん | 作成日時：2020年7月13日 18時
