夜の旅〜noside〜 ページ3
〜noside〜
隠れ穴。
二つの陰がコソコソとベッドから起き上がった。
フレ「おい見ろよジョージ。姫の寝顔は天使だな。(ｺｿ」
ジョ「確かにそうかもしれないけど急がないと。ママにばれたら一貫の終わりだ…」
ジョージがブルっと身震いをする。
静かに部屋を出て、向かう先はガレージ。
いつもは寝坊ばかりしているロンもハリー救出となると起きるらしい。
Aが一緒にいけない理由は簡単だ。車には4人しか乗れないから。
フレ「よし。じゃあ出発するぞ。」
ジョ・ロン「「おう！」」
真夜中に、水色の車が空を飛んでいる。こんなに奇妙な光景はないだろう。
まもなく目的地に着く。
ロン「見ろよ…鉄格子がついてる！」
ジョ「ロン、窓を叩いてみろ。」
コンコンと窓を叩くと、痩せた眼鏡の男の子が目を丸くして窓に近寄ってきた。
ロン「ハリー下がってて。」
ロンは紐を鉄格子に括り付け、車を発進させた。
ガッシャーン！という大きな音とともに鉄格子が外れ、同時にダーズリー一家が目を覚ます。
ハリーはトランクを車に乗せ、梟のヘドウィグの籠を持ち上げた。
バーノンおじさんが怒りを露わにして階段をドスドスと上ってきて、部屋の鍵を開ける。
ハリーは車に乗り込もうとするが、バーノンおじさんに足を掴まれてしまった。
ロン「発車して！」
ハリーの足を掴んでいた丸々と太った手が離れた。
ロン「心配したんだよ。手紙送ったのに返事がないから。」
ハリーは今まであったことを一通り話して聞かせた。
フレ「よし。着いた。着陸するぞ。」
大きな音と土ぼこりを立てながら車は隠れ穴の庭に停車した。
フレ「よし。入れ。シー。静かに…」
ハリ「あっ」
ジョ「静かに…あ。」
フレ「どうしたんだ？」
三人の目線の先には…Aがいた。
食卓に顔をうずめてスヤスヤと寝息を立てている。
フレ「おいおい何でここにいるんだ？(ｺｿｯ」
そう言いながらフレッドはAに自分の上着をかぶせてあげる。
こういうところは紳士なのだ。
その時…
モリ「いったいどこに行ってたの！？」
突然の大声にAがビックリして起きてしまった。
モリ「置手紙も、伝言もない。おまけに車まで無くなってる！どれだけ心配したことか！」
まだまだ怒りが収まらないモリ―を見かねて、Aが助け舟を出した。
『まあまあ、モリ―。ハリーがお腹空いてるみたいだからご飯にしよう。』
モリ―は不服そうな顔をしたが何とか受け入れた。
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さき - まるころさん» ご指摘ありがとうございます。見直してみますね。 (2020年11月15日 14時) (
レス) id: eada3c0aab (このIDを非表示/違反報告)
まるころ(プロフ) - 誤字脱字があったので一度見直されることをオススメします！ (2020年11月14日 3時) (レス) id: 9b6dbedaad (このIDを非表示/違反報告)
さき - ありがとうございます！そう言っていただくと頑張れます！！ (2020年11月8日 21時) (レス) id: eada3c0aab (このIDを非表示/違反報告)
ほしぽん - ヤバ！！チョーおもろい！！ (2020年10月18日 16時) (レス) id: 3706023b2c (このIDを非表示/違反報告)
さき - 本当ですか！見させていただきますね！ (2020年7月29日 13時) (レス) id: 5db39da5e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちん | 作成日時：2020年7月13日 18時
