旧校舎のキュウケツキ (ページ21)

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渡辺くんの食事を終えたのでわたしも食べようとカバンを取ると

渡「向こう行かないの？」

と言われて、

そういえばあべくんと宮舘くんにも先に行ってると言われていたな…と思い、生徒会室にお邪魔した

え、なんか視線が痛い…？

中に入るとやっぱりみんないたのだけど、副会長と宮舘くん以外のこちらを見る目がおかしい。

今さらながら場違いだと言われているようで。

「わ、わたしお邪魔だったね」

気後れして後ずさると

ラ「もしかしてAちゃん！？」

ラウールくんの驚いた声が教室に響き渡った。

「え、はい…？」

そう口にした途端、みんなの目が飛び出できそうなほど丸くなって

佐「え〜！メガネなかったら全然違うじゃん！」

向「しかもなんや、制服着崩して…！！」

目「またしょっぴーが違う子連れてきたのかと思った」

なんて言い出して…

ああ、メガネを外しててわたしだと気づかれなかったのか。

ていうか、渡辺くんも宮舘くんもメガネのせいって言ってたけどわたしそこまで変わるのか？ちょっと傷つく…。

阿「全然わかんなかった笑こっちおいで食べよ〜」

って阿部くんが迎えにきてくれて、

他の人たちをみるとさっきまで感じていた痛い視線がなくなっていることに気づいて

すこし、嬉しくなった。

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