旧校舎のキュウケツキ

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目黒くんが合流すると後ろからバタバタ走ってくる音が…


向「おはよう！めめとらうと…あれ、昨日の先輩やん！」

目「おはよ」

ラ「おはようこーじくん！」

「あ、えっと…？」


昨日パンをくれた優しい関西弁キュウケツキだ。


昨日も3人でいたからここはみんな1年生のキュウケツキで仲良いんだろうな。


向「みんなの万能調味料こと、塩麹よりも向井康二でっす！」

「向井くん、おはよう」

ラ「きゃははっこーじくんサラッと流されてる〜笑」

向「俺奈良に住んどったから関西ノリやねん！許して！笑」


彼の言葉を聞いていたらわたしもうずうずして移っちゃいそうだ


「わたしも小学校まで大阪に住んでたから、親近感あるな〜」


そう、実はわたしも小学校までばりばりの関西弁なんだけどこっちにきてからは標準語に慣れた


向「えっ！そうやったん！先輩めっちゃ関西弁抜けてるやん〜」

ラ「じゃあAちゃんもボケたりとかできちゃうの！？」

「いや、関西の人みんなできるわけじゃないよ笑」


そんな偏見は関西の人が困るやつだ…と撤回してると他2人がなぜか停止している。


目「…Aちゃん？」

向「まてラウ。今Aちゃんって言った？」

ラ「え、うん。さっきオッケーもらっちゃった。」

向「ほんまなん！？俺も呼んでいい！？」

「う、うん。大丈夫…」

目「…俺も」



な、なんだなんだ、そんな下の名前珍しくないし、大事なもんでもないのに…




コミュ力お化けたちの考えてることはわからんだ…。






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