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まあ最悪なことはたくさんあったが、
ついに体育祭の前日
今日は兄さんに呼ばれ、体育祭の準備の手伝いをしていたところだった
なんか、本来生徒会がやるはずだったものが少し人手が足りず、放課後勉強しようとしていた私が捕まって手伝いをさせられてる
いやー、しょうがない
私が授業中の内職に目を瞑ってくれるって言ってたし、これにはさからえない
まあ手伝わされるのは全然いいのだ
内職できるし
だが…
「これとこれどっちを先に運びますか？」
「あぁ…じゃあこっち運ぼっか」
え、璃音帰ってるのになんで私が残らないと…
攻略キャラの相手しろよ…
しかもこいつ表情読みにくい
何考えてるのかわからん
「じゃ、それは＿＿＿＿＿に置いとってな」
「はい」
気まずい
せめてひとらん先輩とか、ショッピとか、シャオロンとか、鬱島大とか橙乃知野とか他にも居ただろ
てか風紀委員の手伝いした方がまし
美月には“え…今日、残るの？”って言われたし
璃音には通信で“私の代わりになってくれてありがとう！”って言われたし璃音逃げたし
なんなの本当
「あとは…これですか？」
「そうやな」
「あれ…でもこれ、壊れてません？」
私が運ぶように指示されたものはぱっと見でもわかるくらいに壊れてしまっている
「ホンマや…写真に載っとるやつはもうちょっときれいやし…ほかにもあるんかな」
他に探してみるが、全くそれらしきものはない
「放送委員のロボロにでも連絡した方がええんかな」
「そうしましょう」
「じゃあ俺が電話するわ。そこでまっとってな」
緑川昴は別の場所に行く
私は少し気になることがあり、攻略本を開いた
「…やっぱりおかしい」
本来これは私はもちろん、璃音でもなく、美月の立場なのだ
そして美月が怪異に狙われて…
この壊れた物も原作と同じ
それ以外のものにも変化はない
美月が怪異に襲われるはずなのに、
その立場が私に代わってしまっている
確か美月が
＿＿＿＿“で、でもさすがに体育祭前日だし、家で体休めた方が…”
と私を止めようとしていた
もしかしたら…
そう思ったとき
“ネエネエアソボ？”
そんな無邪気な子供のような声が今私の居る空間に響いたと同時に、
私の体は床に倒れていった
全く制御が効かない
…最悪だ
“カワイイネ！オネエサン！！”
わあもう嬉しくない
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
