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「多分、そのどちらでもないかな」
前世なんて、関係ない
前世は、今の私の邪魔
反面教師みたいなもの
「ならなんですか？この世界に来るやつなんて大体前世になにかしらのものがある人が多いので検討がつきません」
まあ、わからなくていいと思う
「多分、前世から私って異常だっただけだと思う」
今以上に…ね
運動神経はだいぶ劣ってるけど、それでも今の私と同じか、それ以上には異常だ
「異常…あなたの前世には特にそんな感じの資料はなかった。ここに来る人であなたと似たような人は他にもいましたけど、そこまで違いがあったわけじゃありませんでしたし」
「うん。だって、そこは普通だよ。あくまで憶測に過ぎないけどさ、あなたたちに配られる資料ってその人の経歴みたいなものなんじゃないのかなって」
私がどうやって生きてきたのか、は普通にブラック企業に勤めて死んだってだけ
「その人の出身、幼少期、学生時代、社会人の時、そして」
「死んだ時」
「あくまでそれらを鮮明に記したものでしかないんじゃないのかって思って」
そう言うと、ショッピは図星というように目を丸くした
「正解…や」
あまりこの情報すらバレてなかったのか、焦りが見える
「なんで、わかって…」
「特別なことはしてないよ。ただ」
私は自分の頭に指を指した
「ここを使っただけ」
なんとなく、彼らが私のことを鮮明に知ってることは理解していた
今さっきの鳥井希
彼は明らかに私の情報を知っている
でも、
私の”心情”を知っているのであれば、私に会社の話や死因の話より効く話があった
なのに、それを使わなかった
あの場面で鳥井希は本気で堕とそうとしていた
だからありえないんだよ
まあ、理由なんて教えてあげないけど
「やっぱそうこないと。やっぱ大先生が本気にした女や」
そしてショッピは私の唇を＿＿＿＿
「やらせないよ」
奪う前にショッピの唇に私の手の甲を押し付けた
「ショッピが私にするべきキスはどっちかというとここか瞼じゃない？」
少し乾燥した唇をさらに押し付ける
ショッピは意外にも顔を赤くしていてた
「急にこんなことしないでください！」
「ごめんごめん。でもまだあなたてきにも無駄に行動起こしたくないでしょ？」
「…そうっすね」
ショッピと私はそろそろ代表リレーの時間だからその場から移動した
「頑張りましょうね」
私は全力で頷いた
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
