I love you from that day (J･M) (ページ24)

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第24話ページ24

「お、うまいじゃん」

  隣で私の包丁捌きを見ながら、松本さんも器用に食材を切っていく。  

「よし、じゃあいれるよー」

  切った食材を鍋に入れる。

リビングのテーブルの上に置かれたガスコンロに鍋をのせ火をつけた。  

「あとは出来るだけだな。お疲れ」  

エプロンを取り外し、松本さんに渡す。

 二枚のエプロンをさっと壁にかけてから、冷蔵庫から取り出したシャンパンを持ってくる

  「「かんぱい」」  

チリンとシャンパングラスが合わさり音がなる。

お酒が苦手な私でも飲みやすいシャンパンを選んでくれたようだ。  

「美味しい」

 「よかった〜出来るまでテレビでもみる？」

  松本さんがリモコンのスイッチを押すと大きな大画面に映し出されたのは嵐だった。

  「あ、」 

「あー今日か放送日」  

隣にいる彼がテレビの中にも映っていて、不思議な感覚だ。 テレビに映る彼も、隣でお酒を飲む彼もどっちも素敵だった。 
　

「いただきまーす」

  取り分けてくれたすき焼きを食べる。
熱いけどお肉が柔らかくて美味しい！

「んぅ〜美味しい！」  

美味しいご飯に思わずお酒も進み、会話も弾んだ。   

「はぁ…もうこんな時間か、、」

  お腹いっぱいになり、携帯をちらりと見ると時刻は‪0時近くになっていた。‬ 

どうしよ、そろそろ帰らないと終電が…   

「帰りたい？」 

「え？」

  携帯を見ていたのに気づいたのか松本さんがこちらを見つめ聞いてきた