〈復讐〉デブスが突然可愛くなったら part3 〈名前変換オリジナル〉

５２日目 ページ12

次の日



私は朝早くから家を出てすぐ旧校舎へと向かった



理科室



もし私が佐東君の呼び出しに答えなかったら今も私と美空さんは一緒にいれたのかな？



まぁもう遅いけれど…。



ガラガラッ



ドアを開けると佐東君……
ではなく美空さんがいた
何故ここにいるんだ



私が入ってきたのに気づくとあちらも何故？というかのような顔をした



『……。』



「……。」



少しの間沈黙が続いた
が、先にこの沈黙を破ったのは



「おはよう、美空さん!!早いんだね。ここで何してるの？」



―……私だった
『美空さん』
以前までは名前で呼んでたのにね
彼女もその事が違和感に感じたのか少し動揺してた



千『ねぇA。何で私を名前で呼んでくれないの？』



「……何言ってるんですか？私とあなたは初めて会っｔ『そんな訳ない!!』



っ!!ビックリした
美空さんが声を荒げた事なんて無かったから
自然と背中がヒヤッとした


けど私はここで引き下がる訳にはっ!!



「私があなた達の言うAさんなら証拠を見せて？写真でも何でもいいわよ？」



千『……っ…何も…ない』


「何も無い？…プッ！アハハハハッ証拠も何も無いのに良くそんなバカバカしい事言えたわね」



嘲笑う私
絶望したかのような彼女の目



「私をどうしてもAにしたいんだったらその証拠を見せてよね。じゃあまた後でね美空ちゃん♪」



そう言って今入ってすぐだった理科室を後にした
佐東君に理科室が使えなくなった事を知らせなくちゃ



あぁまた仕事が増えた

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