愛の魔法をもっと...【３】

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周りの音が一瞬聞こえなくなるって、


こういうことか、と初めて知った。





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学校帰り、



いつもいるはずの裕太の姿を探していたのに




目に入ったのは、









「･･･････････宏光･･。」









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え、待って･･･何事？！



なんでいんの！？部活は！？



誰かに御用！？！？








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そんなとき、横を通り過ぎて校門を出た同じクラスの女の子。







宏「あの、すいませんー、水野Aってまだ残ってますか？」








って声が聞こえてきた。









･････････やっぱり私かっ！！！！









どうしよっ、どうしよっ、



逃げる？隠れる？







どんな顔して会えばいいの！？









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久しぶりに声を聞いたな･･･




ちょっと独特のその声、相変わらずかっこいいね。









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生徒「さっきそこに････って、あれ？」




宏「あ･･･、そっか。･･･ありがと。」








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あっぶなぁああああ！！！！！




宏光の帰る姿を確認して、ドキドキと波打つ心臓を落ち着かせる。








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吉香「何隠れとるんじゃいボケ。」









後ろから聞こえる怒った声に



さっきまでとは違った意味で心臓をドキドキさせた。

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