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吉香と別れてそのまま家に帰る。
途中何度も、宏光にメールしようかなって思ったけど
なんて送ればいいのか分からなくて携帯をしまった。
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今頃サッカーしながら、
宏光はマイさんのこととか考えてたりするのかな。
私が試合を観に来た初めての人だって宏光は言ったけど、
2番目がマイさんになるとは、思いもしなかったよ。
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ちょっとマイさんマイさんって、気にしすぎなのかなとも思う。
でもあんなに美人で細くて、
一生懸命宏光のこと追いかけてた時期があるんだもん、
気にせずにはいられないよね・・・。
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ブルルって、ポケットの中で震えた携帯。
宏光:体調どう?またタマ会いに来てねーよな?
いつもどおりの文章を送ってきてくれた宏光。
こんな嫉妬深い自分が惨めに思えてくる。
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2人には何もない。
宏光の彼女は私だ。
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A:大丈夫だよ。
。
でも、たったそれしか返せなかった。
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作者名:たむあ | 作成日時:2017年5月21日 18時