愛の魔法をもっと...【３】 (ページ13)

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宮「たぁまぁ～、昨日放課後どこ行っちゃってたのーー？？？」

玉「うるさいし宮田。」

宮「ミツとゲーセンって約束してたじゃーん！」

玉「そうだっけ。」

宏「おいタマ、お前俺と宮田を２人にすんなよな～」

ﾌﾞｰ･･･ﾌﾞｰ･･･

宮「タマ鳴ってるよ。」

玉「ん～･･･？･･･わ！」

宏「んだよ百面相してっぞ。」

玉「･････誰からだと思う？」

ミツ、別れたって本当なの？

A、すごい昨日悲しそうな顔してたよ？

宏「･･･彼女でもできたか。」

玉「んーん、片思い。でも、彼氏と別れたって昨日言ってたからー･･

宏「失恋に漬け込み作戦っすか。」

ミツは今、Aのこと、どう思ってるんだろ。

宏「････失恋ねーー･･･。」

別れたって、どっちから･･？

宏「･･･････････辛いよなぁ･･･。」

えっ････？

宏「結構さー、マジで好きな女に振られるって、きついわ。」

苦笑い、うまくできてないんだけど。

っていうか、ミツが振られたってこと･･･？

宏「んだよその顔。あれだろお前の片思いの相手って、Aだろ。」

玉「･･･。」

宏「大事にしてやって。」

玉「えっ･･･」

宏「マイのこと、想像以上にデカかったわ。」

玉「･･･。」

宏「でもま、それだけじゃねーんだよ、俺がだめだった。」

ミツの目が、すごく切ない

まだ好きなんじゃん･･･。

宏「いくらどんな理由あったって、彼女不安にさせて泣かせちゃ、だめだよなー･･･。」

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昨日、Aに顔を近づけたとき、

恥ずかしそうにしてる様子がすごい可愛いなぁって思ってね

でもそれって、

ミツに相当大事にされてたってことなんだって気付いちゃった。

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２人がまだ、お互いを想ってることは分かってる。

だけどもう、俺の気持ちも、止められそうにないんだよ･･･。

宏「あ、俺ら別れましょうって言って別れたわけじゃねーから、気ぃ抜くなよ？」

こんなムカつく事言われても、怒る気にはなれない。