愛の魔法をもっと...【Ki】

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「ちょっと落ち込んでる私を慰めてくれる気はないの？」




吉香「っていうか、そんなイケメンならさぁ。
他に女がいるほうが当たり前じゃない？」




「そりゃそうだけど･･･。」




吉香「もしかしたら彼女もいたりして。」









かっ彼女･･･！！


私そんなのてっきり忘れてた！








吉香「あんた相当能天気な女だわ。」




「あーーーっ！彼女いたらどうしようっ！！」




吉香「まぁ向こうから友達になろうって言ってくれたんなら、
大丈夫だとは思うけど。」




「そうだよね！？！？」







吉香にしがみついて必死な私を


そっと引き離した親友。









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吉香「その北山くんが、普通の男子なら･･の話しだけど。」





「えっ？」





吉香「超絶チャラいやつだったらアウトだね。
あんたもその餌食ってわけ。」







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そんな･･･そんなわけないっ！



電車でいつも見かける北山くんは、



女の子と一緒にいたことは１回もなかったし！








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思い出す彼の別れ際の一言。



『みんな最初はそう言うんだよねー。』って。




やっぱかなりモテている証拠だ。



そして私とおんなじような女がいっぱいいたわけだ。







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先生「おい水野、お前聞いてんのかー？」





「先生だめです、私もう頭が痛いです。」





先生「保健室行くか？」





「･･･はぁ。」









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私、数あるお友達の１人にカウントされてるんだものね。




先がとっても長いのが分かって、頭痛におかされる。






･･･でも待てよ？



北山くんは、『みんな最初は･･･』って言ってた。





じゃあみんな途中で諦めて去っていたってこと！？









もったいな！！！！！！！！！！！！



私だったらこんなチャンス絶対諦めることできないのに！







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先生「おい本当大丈夫かーー？」





「はあっ！！！！」

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