愛の魔法をもっと...【Ki】

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･･･キスかぁ。



キスねぇ･･･。






寝てるときにされたって言ってたけど


そりゃあの完璧なお顔がすやすや眠っていたら


したくなっちゃう気持ちも分かりますとも。






･･･っていうかどこで寝てたんだろう。



・・・・・まさか北山くん家！？！？！






ひえええええええっっ！！！！



もしそうだったらキスどころの騒ぎじゃなくなる！！！！








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「マイさん見た目とは違って肉食系かぁ〜〜ッ！！！」






・







そりゃきっと男にはたまらんやつぅぅぅ！！！









「って、あら？」









ヴーヴーって、




気づいたらテーブルの上で携帯震えてる。







・







着信：北山くん









「ひゃっ！！」









きっ北山くん！？！？





うそっ。嬉しいんだけど気まずさ半端なっ！









・







・








ずっと鳴り続ける携帯に、無視できるわけもなく。









「も･･･もしもし。」






北『あ、やっとでた。』






「ごっごめんなさい！」





北『いや別にいいんだけどさ、なにかしてた？』





「ううんっ、特になにも！」









ちょっと１人で悶えてましたなんて言えません！









北『ふ〜ん。･･･俺今合宿。』







「ん？わっ、そういえばそうだったね！お疲れ様。」






北『･･･なんだ、別にそういうわけじゃなかったんだ。』






「え･･？そういうわけって？？」






北『ここんとこ毎日電話着てたのに、今日はないから。
合宿のこと気にしてんのかなーと思ってた。』









･････あ、そっか。




いろいろ考えすぎて、電話のことすっかり忘れてた。









っていうか北山くん、



電話待っててくれたんだね









「ごめんごめんっ、今からかけようと思ってたの！」






北『ほんとかよー？』






「本当だよ〜。あのねっ今日は･･」









それだけでも嬉しくて、自分の声がワントーン明るくなる。






北山くんの一言で、





こんなにも気持ちが上がったり、下がったりするんだ。

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