愛の魔法をもっと...【Ki】

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なんとなくだよ。





なんとなくなんだけどね、そんな予感はしてたの。






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「･･･････いたっ。」









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電車の中から見つけた彼は、






あの、女の子が待ち伏せしてた駅に立っていた。









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寄り道？





それとも･･･あの子と待ち合わせ･･･？









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頭でしっかりと考えられないまま、







降りてしまった。









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降りなきゃよかったって後悔するとは知らずに。









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北山くんは階段の横の壁に寄りかかって






携帯をいじってる。









ちょっとドキドキしながら









「北山くん･･･？」









話しかけた私にとっても驚いた顔してる。









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北「え？なんで？」







「北山君がいるの見えたから降りちゃった！」







北「お前は勢いがすげぇな。」







「なにしてるの！？どこか行くの！？」







北「え･･･っ？･････あ、いや･･。」








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？？







気まずそうな顔して私を見るから







あ･･･やっぱりあの子と会う約束してたんだって理解した。








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「･･･････････じゃ、じゃあ帰るねっ。またねっ。」









一緒にいるところ見たくない







だから早く次の電車乗らなくちゃっ。









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だけど遅かった。









マイ「みっくん？」







北「･･･おう。」









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北山くんに話しかけるあの子が、







それに返事をした北山くんが、







私の目に映る。

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