愛の魔法をもっと...【Ki】

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北「なに？どうしたの？また体調悪いの？」





「いやっ！もうぜんっぜん元気！」





北「じゃあ何だよさっきから。人ん顔チラチラ見てきて。」





「えっと･･･っ。きょ、今日も暑いねえ！！！」






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って！！




お祭り一緒に行きたいって、なんでそうやって言えないの！！




んもう私のバカっ！！








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北「･･･暑いね。で、なに？」






「･･･。」






北「早くしねぇと、もう俺降りるんだけど。」






「あっ、うん、うん！！また明日ね！」






北「･･･。」








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私のバカタレがあああああっ！！！






なんでこういう時だけビビってんのよ！








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北「そ。じゃあまた。」






「あっ･･･。」









いっちゃった。






いつもの背中を見てがっくりする。









はあ。
もう早く言わなきゃ北山くんだって友達と約束しちゃうよ･･。





それにあの子だって北山くんとお祭り行きたいに決まってる。









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動き出す電車の中でずっと下見て考えて、






ふと北山くんの姿見えるかな？なんて窓の外見たら･･･









「････････え？」









北山くん、こっち見てた。






目と目が合って、また北山くんは背中を向ける。








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･･･もしかしてこっちずっと見てた？








「うそ。」







いつもはすぐスタスタ行っちゃうのに、





なんで？








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窓越しに合ったあの視線が、忘れられない。

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