愛の魔法をもっと...【Ki】

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明日も違う車両に乗って、



その次の日もそうして････だんだん会わないのが普通になっちゃうのかな。








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帰りの電車を待ちながら、




北山くんの電話番号を見つめる私。ただのストーカーだよ。









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開く電車のドア。




前みたいにそこに北山くんが立っていたら




どんなに嬉しいだろう。









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その次の日も、結局電車を一本早めて登校。







「会う勇気がないんだもん。」






吉香「そんなん言ってたら一生合わず終いだね。」









吉香に言われた一言で、





あの時の北山くんとの会話を思い出した。









北『だからま、俺が信じられるように頑張って。』






『はっ･･･はい！頑張ります！！』






北『みんな最初はそう言うんだよねー。』









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そうやって北山くんのことを諦めていく人たちが




信じられないって思ってたけど




こうも心が折れちゃうと･･･








その方たちの仲間入りしてしまいそうです･･･。






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「だめだっ！！！！」








いつもの私はどこいった！！





あんな子ただの友達でしょっ！そーだよっ！！！





と、も、だ、ち！





ふれんど！！









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私は簡単に北山くんを諦めれない！





ずっとずっと遠くから見てきたんだもん！









このチャンス、やっぱり逃しちゃいけないんだ！









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やけに意気込んだのはいいものの、





今握り締めてる携帯で電話をかけちゃうか。





それともいつもの車両に乗り込むか･･･






どっちにしろ、あの女の子が彼女なのか確かめなくちゃいけないよね。







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でもきっと今電話かけて。『彼女だけど、なに？』






とか言われたら私学校行けない･･･






････となると朝聞くしかないな。









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いつもの時間に目覚ましをセットして、眠りに就いた。

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