転生したら悪役令嬢だったのでとりあえず生きます！[wrwrd]

・ ページ5

『えっと、それ、は……』
「今度は妙に大人しくなったな？」
ひえ、なんだこの人こえぇ、あれから私がどれだけ言い訳を並べようと全てを論破されまくった。おいこちとら女子高生だぞ？手加減しろよクソが。
「旦那様、お嬢様を弄られるのはおやめ下さい」
私の頭を撫でながらやって来たのはここのメイド長。かなりキツイ見た目であるがかなり優しい。記憶の中の私が言ってます。
「弄っているつもりはなかったんだがな。許してくれA」
『いえ、大丈夫ですわ』
正直2度とすんじゃねえって思ってます、はい。ゾム様の手をギュッと握るとギュッと握り返された。驚いて見れば顔を真っ赤にして同じく私を見ていた。えっ？何？結婚する？
『ゾム様、お顔が赤いですわ熱があるんじゃ』
ちょっと天然も出しつつ。うっわ私今性格悪い女みたいじゃない？やだなー。
「なんでもないで！俺もう帰るな！また来るわ！！」
恥ずかしくてかゾム様はそのまま部屋を飛び出してしまった。
「あらあら、お可愛いですねお嬢様」
そんなメイド長に私はわざとらしく首を傾げ自分も部屋に戻ると伝えて戻った。………さて、と？これからどうしようか？悪女に転生したからと言ってそう易々とバッドエンドにはいきたくない出来ればハッピーエンドがいいなぁ……
『…………はっ！ゾム様とヒロインをくっつければいいのでは！？』
そして私は婚約破棄されてはれて別の人と婚約……万々歳では？よっしゃそうときまれば早速行動開始だ！っとその前に
『眠いでござる、寝る』
寝ました。

2.ゾム→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す