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恐らく私の父親の部屋であろう場所についたわけだが、非常に入りづらい。あれだ、謎の威圧を感じる。扉が下だけど……仕方ない、そう思って意を決しノックを3回する。
『お父様？私ですわ』
「……入れ」
ズンっと空気が重たくなる。ギィィと扉を開くと奥の机の椅子に座り腕を組んだまるで魔王のような私の父親がいた。えっ、こっわ何この人怖い。
『お父様、何か私にお話があるのですか？』
「いや、Aが怪我をしたと聞いてな、安否を確認したかっただけだ。」
いや病人ここまで歩かせて安否を確認とかど畜生かよ。
「ご、ごめんなさい！」
私の隣で今の今まで固まっていたゾム様が勢いよく頭を下げる。その肩は小さく震えている様に見える。あああ！！可愛い！！なんだこの生き物！？私がしばらく可愛さに悶えているとお父様がこちらに歩み寄ってきた。えっ？やめてお父様？貴方顔怖いんだからほら、ゾム様涙目だよ？
「………なんだA」
お父様の前に立ちはだかり両手を広げてじっと見つめるとそう言われる。いやいや、当たり前でしょ。
『お父様、ゾム様を怒られるんですか？』
「何故そう思う」
『お顔が怖いですわ。それにゾム様は何も悪くないのです。むしろ私がゾム様にご迷惑をおかけしてしまったのです』
「……ふっ、安心しろ、何も怒ったりしない。大丈夫だ」
私がそう言った青安心させるように少しだけ笑ったお父様は私とゾム様の頭を優しく撫でた。うわぁおこのお父様超優しいじゃん。なるほどこんな面だけどかなり溺愛されてたんだな？この幸せ者め。
『そ、そうだったんですね。ごめんなさいお父様』
「いや、かまわんしかしA随分と饒舌になったな？」
おっふ、さすがにやり過ぎたな上手く誤魔化せるか？
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ゆきな(プロフ) - 全てを把握されてたw (2020年8月4日 21時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
にわとり。(プロフ) - 紅茶さん» ありがとうございます。喜んでもらえて何よりです！ (2020年2月19日 22時) (レス) id: 8ab99dc06f (このIDを非表示/違反報告)
にわとり。(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます。無理せずに更新していきます！ (2020年2月19日 22時) (レス) id: 8ab99dc06f (このIDを非表示/違反報告)
紅茶 - とても面白いです！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2020年2月19日 17時) (レス) id: 203f8de236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年2月18日 13時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にわとり。 | 作成日時：2020年2月4日 18時
