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君の特徴 ページ24

裕太のその一言が、


なんだかすごくおかしくて、







A「玉森くんって、負けず嫌いなんだね笑」


玉「今頃知ったの?笑」








こんな寒空の公園には、誰もいなかった。



小さく笑った私を包み込むように、



裕太の長い腕に、ギュッと力が入るのを感じた。






もしこの公園に、人が溢れかえっていたとしても、





小さく座り込む私たちは、


きっと周りからは見えないんだ。







玉「………A?」







ちゅっと小さく音を立てて、


裕太と初めての、キスをした。









玉「でも、何もプレゼント用意してないな…」


A「いらない、もうじゅうぶん、」


玉「あ、じゃあさ、」







自分の左手首を何やらゴソゴソと触った後、






玉「手、貸して。」






ついさっきまで裕太の手首で綺麗に揺れていたブレスレットが、


私の手首に巻かれて。







A「これ、なんか、高そう…」





なんのムードもないような言葉を言った私に、





玉「めーちゃくちゃね。……うそうそ笑 そーでもないよ。」






今度ちゃんとしたプレゼント、渡すまでねって、


ポンポンと私の頭を撫でる裕太の大きな手。







その表情に、心地よく胸が締め付けられた。












裕太は思っていたよりよく笑うし、よく喋る。



小さなことでも負けず嫌いな裕太を、



首を少し曲げて私にキスをする裕太を、



ほのかに香る香水の匂いを、



女の子みたいに綺麗で、でも男の子らしい、裕太の手を、



握られた手から感じる体温を、



キスをしたあとに照れて笑う、くしゃくしゃな笑顔を。








17歳の誕生日、



いろんな裕太を、知ったんだ。

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設定タグ:キスマイ , 玉森 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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ぽる(プロフ) - ちゃんたまさん» ちゃんたまさん、こんにちは(o^^o)嬉しいだなんて…温かなお言葉、ありがとうございます。私もまた皆さんと繋がれたことが何より嬉しいです!今回は短編ではございますが、最後までどうか、よろしくお願いしますm(__)m (2016年8月29日 22時) (レス) id: 078b351485 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - ぽるさんの作品また読めて嬉しいです!!続き楽しみにしています♪ (2016年8月29日 22時) (携帯から) (レス) id: f953fb9fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる(プロフ) - まる子さん» まる子さん、こんにちは(o^^o)一時、全く何も思いつかないという大スランプに陥り、本当に長らくお待たせしてしまったこと、心から申し訳なく思っています。この作品は短編で、今までで一番短い作品になるかと思いますが、終わるまでどうか、よろしくお願いしますm(__)m (2016年8月28日 17時) (レス) id: 078b351485 (このIDを非表示/違反報告)
まる子(プロフ) - お久しぶりです。昔からぽるさんの作品を読ませて頂いていて、新作とても嬉しいです!更新楽しみにしています!! (2016年8月28日 16時) (レス) id: 2d00cd19f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽる | 作成日時:2016年8月28日 11時

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