かっこ悪い王子 ページ23
A「………笑」
玉「あーもーほんとカッコ悪い、笑わないでよー」
A「だって…笑」
思わず笑ってしまった私の頬に手を当てて、
吸い込まれるような大きな目で、
裕太は私を見つめた。
いつだって、どんな時だって、
裕太は私の心を裕太へと動かすんだ。
玉「返事、」
まっすぐに私を見上げる裕太の隣に、
私もしゃがみ込んだ。
A「私、玉森くんが思ってる以上に玉森くんのこと好きだよ、」
いざ言葉にすると、
途端に恥ずかしくなって、俯いた。
A「玉森くんのこと、好きすぎて、玉森くんのこと困らせるかも、」
モジモジと話す私を、裕太はどんな顔で見ていたんだろう。
あの瞬間の裕太の表情を、
もっと、見ておけばよかったな。
突然、フッと私を包む体温。
裕太の甘い香りがした。
玉「困んないよ、」
A「あの、玉森くん、」
玉「………玉森くん?」
A「……ゆ…裕太…?」
玉「そ。うん、なーに?」
A「…大好き…です」
玉「ほんと?」
A「うん、」
玉「わかってないなー」
A「え?」
胸の中から、裕太を見上げた。
私を抱きしめたまま、少しだけ見下ろした裕太は、
玉「絶対、俺の方が好きだからね」
どーだ、と言わんばかりの表情でそう言って、
くしゃっと笑った。
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ぽる(プロフ) - ちゃんたまさん» ちゃんたまさん、こんにちは(o^^o)嬉しいだなんて…温かなお言葉、ありがとうございます。私もまた皆さんと繋がれたことが何より嬉しいです!今回は短編ではございますが、最後までどうか、よろしくお願いしますm(__)m (2016年8月29日 22時) (レス) id: 078b351485 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんたま(プロフ) - ぽるさんの作品また読めて嬉しいです!!続き楽しみにしています♪ (2016年8月29日 22時) (携帯から) (レス) id: f953fb9fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる(プロフ) - まる子さん» まる子さん、こんにちは(o^^o)一時、全く何も思いつかないという大スランプに陥り、本当に長らくお待たせしてしまったこと、心から申し訳なく思っています。この作品は短編で、今までで一番短い作品になるかと思いますが、終わるまでどうか、よろしくお願いしますm(__)m (2016年8月28日 17時) (レス) id: 078b351485 (このIDを非表示/違反報告)
まる子(プロフ) - お久しぶりです。昔からぽるさんの作品を読ませて頂いていて、新作とても嬉しいです!更新楽しみにしています!! (2016年8月28日 16時) (レス) id: 2d00cd19f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽる | 作成日時:2016年8月28日 11時