244 side Nissy ページ44
西「何だよ…これ…。」
体中から体温が奪われていくみたいに
体が冷たくなって
がくがくと震える。
手からスマホが滑り落ち、
立っていられなくて膝をつく。
浦「にっしー？どうした？」
西「A…が…。」
声もうまく出ない。
俺のスマホを拾い画面を確認した日高。
日「…まじかよ。」
そう呟いた。
そこには
薄暗い部屋の中、
床に横たわってるAが写っていた。
Aの片腕はロープで
何かにつながれてるようだった。
その写真の下には
【タイムリミットは、21時】
とメッセージ。
その送信時間は今から15分くらい前だった。
西「A…。助けに行かなきゃ…
俺。
行かなきゃ。」
フラフラと立ち上がり、
ドアに向かって歩き出す。
末「おい、ちょっと待てって。
どこに行くつもりだよ。」
俺の腕をつかむ秀太。
西「そんなん、わかんねぇよ！
でも、行かなきゃ。」
その写真には手掛かりになりそうなものは
何も映ってなくて、
ただ、目を閉じてるAがそこいいた。
末「落ち着けって。」
Aの携帯で写真を送ってくるってことは、
電話してみたら
相手が出るんじゃないかと言う秀太。
その言葉を聞いて
俺はAの電話番号をタップした。
スピーカーに切り替えて
３回、呼び出し音がした後に、
画面が通話中に切り替わる。
･「お疲れ様です。
撮影、終わりました？」
くすくすと笑いながら
電話に出たのは勿論Aじゃない。
西「Aに何した？」
朱里「ちょっと眠ってるだけですよ？
ちゃんと生きてますって。」
西「ふざけんな。どこにAを連れてった？」
「Aちゃんが、
西島さんに騙されてるんだって信じてる子に
預ってもらってますよ。」
その一言で、
ついこの前Aに告白してた奴の顔を思い出す。
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
