236 side Nissy ページ36
あの日…。
日「お前のそんな顔、2回め、かな？」
みんなが集まってる部屋に戻った
俺の隣には日高。
西「へ？」
日「助けてくれって顔。
悩んでますって顔に書いてある。
俺にはわかる！
何悩んでんだよ。
答えは至ってシンプル、だろ？」
その言葉に思い出したのは。
Aが入院して、実彩子に縋りそうになって、
お互いの感情をぶつけあってしまった時。
日高に言われた言葉。
西「…そうだったな。」
ただ好きで、好きで。
それだけじゃ駄目なんだと
思い知らされるばかりの毎日。
ずっと心に引っかかってる
あの質問をぶつけてみる。
西「なぁ、日高？
AAAか、大好きな人。
どっちを取る？って聞かれたら…」
どうする？って続くはずの言葉よりも早く。
日「」どっちも手に入れるために、
死ぬ気で努力する。
この仕事をしてることで、
愛する人を諦めるなんて、
あり得ない、だったかな？
俺はいつでもそう思ってる。」
真っ直ぐな日高の言葉。
でもあのときとは状況が違う。
千晃のことがある。
実彩子とのことが、公になるかもしれない。
俺の努力だけで、
その壁を越えられるだろうか。
西「俺は…。」
Aは何か俺に隠してる。
なんとなく気づいてはいる。
そしてきっとそれは、
俺達のこれからを左右するはずなのに。
じっと見つめる俺の視線に気づいたのか、
こちらを向いてにこっと笑うA。
西「結婚、しようって言ったんだ。
そしたら。
オレと家族を作りたいって
言ってくれたんだ。」
日高「マジで？
そっかぁ…おめでとう。」
いつの間にか真司郎も会話に参加していた。
與「リーダーが順番はーって嘆くよなぁ。」
反対する素振りもない二人に驚く。
西「いいのか？」
日「は？
逆にだめなのか？」
與「そやで。
二人がお互いに思いあってること、
俺らがいちばんよくわかってるのに、
反対なんかするわけ無いやろ？」
あまりにも普通に受け入れてくれる反応に
視界が歪む。
西「…やべ。泣きそう。」
うざいから泣くな、
と冷たくあしらわれても。
その言葉には大きな愛が詰まってる。
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
