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どんなに考えてみても。


結局は、
ただ好きで好きで。
お互いが必要なだけなのに。



それだけなのに。



それだけじゃだめで。




そんなこと、
最初からわかりきってたはず。



西島さんが芸能人で。
私はそのマネージャー。


うまくいくわけがない、
そう思ってた、最初から。




幸せなのにいつも感じてた不安。




それは、こういうことだった?




でも。




もしも、
二人の関係をやり直せたとしても
きっとまた。



私はあなたに恋をする。




西「A・・。」



黙ってしまった私の顔を
覗き込む西島さんに私は
精一杯の笑顔をむける。




「私。



責任のとり方、
本当は一つだけは知ってるの。



もしも。


その方法を使う時がきても…。



西島さんは、
西島さんの道を見失わないでね。」



多分、
私の思ってることは伝わってる。



切なそうに目を細めて。



何かを言おうとして、
唇を噛む。


私はそんな西島さんの首に手を回して、
返事を聞かずに
自分からキスをした。




一瞬、
迷うように身体を強張らせた西島さんが、
噛み付くようにキスを返してきて。



それに応える私。




心のもやもやと。
息ができない苦しさと。
触れ合える喜びと。


いつか来るかもしれない、
その時、への恐怖と。



いろんな感情でぐちゃぐちゃなのに。



やっぱり。
一緒にいられることが、
嬉しい。




恋なのか。
愛なのか。

執着なのか、依存なのか。




西「A、熱い。」



「そう…かな?」



唇を離した西島さんに言われる。




西「キスしたら、
体温高いのわかる。」



ぺろっと舌で私の唇をなぞって
いつもの
ちょっと意地悪な顔で笑う。



西「帰ろっか?」



「はい。」




もし何か起こったとして。




私が知ってる方法で、
責任をとることができるのなら。



今。



一緒にいることを選びたい。




何か起こったら。



私はね、
全てを手放すよ。


仕事も、居場所も、友達も。
何より大切な、
あなたの手も。



だから。


西島さんは、
たかは、
変わらないでいてほしい。



長い時間をかけて築いてきた
メンバーの絆。
積み上げた努力の成果も。
ファンの人たちからの想いも。


西島さんの居場所で、
変わらず作品が作れるように。


私から西島さんの手を放すんだ。

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作品ジャンル:恋愛
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リリィ(プロフ) - ao.aoさん» ありがとうございます!応援しただいて嬉しいです☆続編も楽しんでいただけたら嬉しいです☆ (2019年2月26日 14時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - idmさん» ありがとうございます!5も公開しました。引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです☆ (2019年2月26日 14時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
idm(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!!続編も楽しみです(^^) (2019年2月23日 18時) (レス) id: 8b61c6c3c0 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao(プロフ) - 更新、楽しみに待ってます! (2019年2月22日 22時) (レス) id: c44633c2f8 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます!色んな捉え方、ありますねー☆そこまでちゃんと読んでもらって嬉しい限りです☆ (2019年2月22日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリィ | 作成日時:2019年1月1日 14時

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