4 ページ4
「〜〜〜〜〜!!」
「〜〜〜...」
何を言ってるかは分かんないけど、ナンパされてるのは分かった。そらるさん...お疲れ様です......
優しい彼がどうするのかなって思って少し観察しているけど、正直いい気はしない。
5分くらいずっとやってるし、まふくんうざったそうにしながらも振りほどいてはないし…
じいっと見ていたら不意にそらるさんと目が合った。あの人視力いいのかな…私双眼鏡で見てるのに…
あっにやってした。なんだろう、気になる......。
すると、ポッケに入れてたスマホからピロン、と音がした。
『助けてあげないの』
『ちょっと面白そうだからもうちょっと見てます』
送ったあと、そらるさんがまふくんに耳打ちした。
嫌な予感がする。
「えっ」
するとまふくんがこっちを見たと思ったら、少しふくれっ面をしてから、それまでとは打って変わったように笑顔で女の人と腕を組みだした。
ちょっと待ってそんなことある?やだやだ
追いかけなきゃ…
自分がどんな格好をしてるかも知らず知らずに走り出した。
普段全く動かないからか、息が上がる。
その時気考えることといえば、まふくんのことだけ。
「2人から離れてくださいっ!!!!!!」
「えっだれこの子
裸足じゃん」
ふんっと鼻で笑う女の人たちに、私は恥ずかしくなった。
焦って、すっごい部屋着で、裸足で来てしまった。
顔を真っ赤にして俯いている私に、そらるさんが声をかけた。
「A、今日はごめんな遅くなった。」
その言葉に、私とまふくんはぽかんとした。
そうしたら、そらるさんが目で合わせてって言ってる気がしたので
その演技にちょっと乗ってみた。
「そ、そらるさん!!もう遅いよ!心配したんだからね?」
それを聞いた女の人達はまふくんをロックオンした。
「ええー彼女もちですか、ざんねーん
じゃあ、邪魔しないように3人で遊びましょ!」
まふくんが俯いたまま、何も言わない。
やば
そう思った時には時すでに遅し
そらるさんから剥がされ、まふくんの腕に包まれた。
私よりも10cmくらい高いから、体はすっぽり収まる。
「''ぼ く の''Aなのでさわらないでくださいっ」
顔がかあっと熱くなるのを感じて今度は私が俯く。
でもそんなことしてる暇もなく、顎を上げさせられ、乱雑にキスされた。
いつもとは違うきすで頭がふわふわした
194人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年10月3日 16時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りず | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayumiasuri1/)
作成日時:2018年11月13日 19時