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転生42 ページ7





ガチャッ




『……』



部屋に着いたと思ったら鍵を閉めちゃっためぐみ君



伏黒「聞きたいことがある」



『?』





伏黒「その……さっきの事」



『さっき?』



さっき?


私が階段で転けそうになったこと?


饅頭かと思って食べようとしてたのが低級呪霊で危ないところだったって話?


それとも後ろから恵の後ろ姿を連射しちゃったこと?



え?あれバレてたの?



伏黒「俺の勘違いだったら悪い…その…」



伏黒「好き……って、言ったか?」






















『言ったよ。』


伏黒「っ?!」



『この花、私好きなの』




そう言って、私は今日買ってきた花を恵に渡した



咄嗟に誤魔化した



本当は知られたくないから。



『勿忘草って言うらしいよ。恵にあげるね』



伏黒「……ありがとな」



少し悲しそうな顔



ごめんね




だって私もう少しで居なくなっちゃうからさ




好きなのは私だけでいい。どうせ記憶が無くなるのなら、辛いことも全て忘れられるから




『おやすみ』




いつからかな。


推しだったのに、いつの間にか好きになっちゃって。



振り向いてもらえるはずもないのに勝手にときめいてさ




扉を閉めて恵の部屋を後にした。

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作者名:さっちゃん | 作成日時:2021年1月24日 13時

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