転生40 ページ5
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伏黒「…身体の方は大丈夫だったか?」
『あぁ、うん。』
歩きながら少し話した
距離も少し近い
伏黒「あの呪詛師は一体何者なんだ。鎖城にそっくりだったし、鎖城の事知ってるみたいだったけど」
『私にも何が起こってたのかよくわからなかった。』
伏黒「まさか双子…とかか?」
『いるわけないでしょ』
伏黒「そうか…てかここに何しに来たんだよ」
ピタリと私は足を止めた。
どう説明すればいいのか。
もう1人の私が貴方達を殺 そうとしてるから助けに来た?
時空が歪んで原作道理に行かなくなった?
んー、困ったなぁ
『そういえば』
伏黒「?」
『乙骨憂太って知ってる?』
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伏黒「いや、聞いたことないな…呪術師か?」
『……ううん。なんでもない』
話をそらすことにした。
この世界では乙骨君は存在していないんだ。
悲しくなってきた。変な話の逸らし方しちゃったな。
伏黒「てかお前…病み上がりなんだから安静にしてろ」
『大丈夫だから。』
伏黒「また五条先生の無茶ぶりか?」
『違う』
『止められたよ五条先生には。でも私の意思で今ここにいるの』
恵の目を見て話した。
少し驚いたような顔でこちらを見つめる恵
伏黒「鎖城って、どうでもいいとか思ってそうだったけど、ちゃんと自分の意見言えるんだな。」
恵はクスッと笑う
アニメでは見たことの無い笑顔
凄く穏やかな笑顔
皆が知らない伏黒恵を私は見ている
あぁ、とても愛おしくて
それで
『好き。』
周りはザワザワしている。
恵には聞こえないような蚊の鳴くような声で告白をした
届くはずもないのに。
好きだよ。だから必ず
必ず守ってみせるよ。
・
伏黒「(今……好きっ…て?)」
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2021年1月24日 13時