人見知り少女は多忙だそうで…？

36話 ページ37

翌日


いつもと同じ時間に起きて。



いつもと同じ時間に登校する。




学校に着くといつもと同じ様に女子の黄色い声が聞こえてくる。





今日も大変そうだと思いながら校舎の中へ



昨日のこともあるので下駄箱の中を確認する。





今日はまだ何も起きてないみたいで安心して履き替え教室へ。




いつもと同じ様に早く来たはいいが今日は特にすることが無いんですよね。


報告待ちで。



HRまで一時間近くありますし。



どうしようかと悩んでいたとき窓からテニスコートが少しだけ見えることに気づいて……。




貴『本当に人が多いですね。』



部員ではなくて女子が。




初めてちゃんとテニスコートの方を見ましたが……




貴『やっぱり、あんなに囲まれたら迷惑なんじゃ……』




仁「まったくじゃ」



貴『ですよね。』




……あれ？




貴『なんで此処にいるんですか？』




仁「ちと寝坊してのぅ」



貴『行かなくていいんですか？』



仁「今更じゃろ」



貴『昨日の幸村さんを見てて思ったんですが大丈夫なんですか？』



仁「今行っても行かんでも50周ぐらい走らされそうじゃの」



貴『50……。』



仁「ま、なんとかなるき大丈夫じゃ」



貴『なんともならないと思いますが…。』



仁「……昨日」



貴『はい？』



仁「昨日、本当に何もなかったか？」



貴『あ、はい。大丈夫でした。』



仁「そか、ならよかったぜよ」



貴『メッセージもありがとうごさいました。』



仁「返事をもらえるとは思っちょらんかったから少し驚いたナリ」



貴『あぁいうのは返事をしたほうがいいと思いまして。』






昨日のことを話していたら女子よりも先に丸井君が教室にきて……。




丸「は？仁王来てたのかよぃ
幸村君怒ってたぞ？」



仁「じゃろうな
ま、楽しかったしええじゃろ」



貴『そういう問題では……あ、丸井君おはようございます。』



丸「おはようって…二人で何話してたんだ？」



仁「秘密じゃ」




貴『昨日のことを話してました。』





丸「即バレ」




仁「バラすのはやすぎじゃろ…」

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