23話(出逢い編) ページ26
コーヒーがくるまでの間メニューをみる
『あれ?こんなのあったっけ?』
「あ?どれだよ」
『この……』
「お待たせしましたー」
『梓さんハムサンドなんてありましたっけ?』
「あぁ、それ新しく入った人のメニューなの」
『へぇー、じゃあこれください』
「あおい姉ちゃんパン好きだもんね
あれ?でも安室さんいないよ?」
「今日日曜日で安室さん目当ての人が多くて
材料足りなくなっちゃったから買い出しに行ってるの
だから今作れなくて」
『待ちます』
「さっき行ったばかりだから20分ぐらいかかるんだけど…」
『待ちます、食べたい』
「わかりました!戻ってきたらあおいちゃんのを一番に作りますね!」
『ありがとうございます!』
他のお客さんに呼ばれて梓さんは他のテーブルへ
ブラックコーヒーを一口飲み
うん、美味しい
『っで?何の用?』
「本題とは違うけどその腕大丈夫かよ?」
言われて自分の右腕を見る
そこには包帯を巻かれた自分の右腕
この前コナン君と一緒に歩いてる時に通り魔事件が起きて
こっちに来たから取り押さえようと対峙した時にざっくり切られた
『2週間後に抜糸だって』
「もう痛くねぇのか?」
『いや、切られた時もあんまり』
「あんなに血が出たのに?」
『あれは驚いた
量半端なくてクラクラした』
「そうじゃねぇよ」
『慣れって怖いよね』
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作者名:黒羽 | 作成日時:2019年5月11日 4時