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ストーリー142 ページ42

真くんとは別れて再び別々で探すことに。


キョロキョロと辺りを見渡していると、前から小さい子2人を連れた男の人が歩いてきて…


……って、あれ?もしかして…


あ「桜ちゃん!柚ちゃん!」
「「……!Aおねえちゃん!」」

「あっ、この子たちのお姉さんですか?」

どうやら、道端で泣きじゃくっていた2人を見かねて、本部まで連れて行ってあげようとしてくれていたみたいです。

あ「すみません本当にっ…、ありがとうございます!」

「いえいえ、よかったですー。」

あ「ほらっ、桜ちゃんと柚ちゃんも…」

桜「おにーちゃんっ、あ、ありがとっ…」

柚「あ、ありがとぅ…」

まだ少し涙声の2人。

「次からは気をつけるんだよ。」

そう言ってその人は去っていきました。

________

わたしの携帯でみんなを呼んで、全員集合。

緑「桜!」
高「ゆず!」

桜・柚「「……!おにいちゃーん!」」

それぞれの兄妹はお互いに抱きしめ合って…


緑「どこも怪我してないか!?大丈夫か!?」
桜「…うんっ、大丈夫っ…」
緑「…はぁ。良かったのだよ…。」

高「ったく、行く前に気をつけろって言っただろ?」
柚「うっ、ごめんなさっ…」
高「まぁ、とりあえず無事で良かったよ…。」


………。

4人の様子を見てたら、なんだか思い出してしまいました。


『もーAのバカァ…!無事でよかった…。』
あ『お、おかあさんっ…』

昔、迷子になったとき、1人でいるときは不安で不安で仕方なくて…

でも、お母さんが来て抱きしめてくれたら、そんな不安とか、緊張とかが全部解けて涙が止まらなくなった…。


…でも、お母さんがいなくなってしまってからは、迷子になってもそうやって抱きしめてくれるお母さんはもういないんだと痛感させられて…。


…お母さんはもう、そばにはきてくれないんだな、って…

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作者名:14がすき | 作成日時:2018年2月13日 11時

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