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ストーリー117 ページ17

桃「それではこれより、『叩いてかぶってじゃんけんぽん大会〜Aちゃんの唇を狙え〜』の決勝戦を始めます!」


……てきとうすぎやしませんかね、その副題。



桃「決勝に残ったのは今吉さんと大ちゃん!さあ!勝利を掴み取るのはどちらなのでしょうか!?」

青「どうしてテメェが進行してんだよ。」

桃「こういうの1回やってみたかったんだー♡」


すっごい嬉しそうな顔をしている桃井ちゃん。


可愛いです。



若「なかなか様になってんな。」

諏「ああ。いいとおもう。」

黒「桃井さんカッコいいです。」


他の人たちも桃井ちゃんにメロメロな様子です。

当然ですね。


桃「わーいテツくんに褒められたっ。

よーし!それではいきます!両者とも準備はいいですか!?」

今「ええでー」

青「はやくしろ。」


桃「では!


………叩いてかぶってじゃんけんぽん!」



あ、ヒマ吉がじゃんけんに勝った。 とか思った瞬間には、もうすでに大輝はヘルメットをかぶっていて…


反応早すぎですよ。



桃「大ちゃんナイスガード!さあさあ続けますよー。


叩いてかぶってじゃんけんぽん!」



またまた大輝が超高速ガード。



今「自分速すぎんか。」

青「あんたが遅いんだろ。」


桃「はいはいテンポあげていきますよ!ちゃんとついてきてくださいねっ。」



それから1分ほど攻防は続きましたが、決着はつかず…。




……………それにしても…、



あ「……大輝、じゃんけん弱すぎません?」


まだ数えるほどしか勝ってないですよね…。


青「うるせぇよ。なんでか知らねーけど勝てねぇんだしょうがねぇだろ!」

今「うわー、ダサいなぁ青峰。」

青「黙ってろ。」


…でも、大輝が特別じゃんけんが弱かったなんてイメージはないんですよね。


………やっぱヒマ吉さん、ただ者じゃない…。



桃「いいですか!続けますよ!はいっ、叩いてかぶってじゃんけんぽん!」



またまた大輝が負けて、あちゃー なんて思っていると…



今「えっ!?Aちゃん!?」

青「あぁ!?」



んっ!?えっ、わたし!?


突然ヒマ吉さんがわたしの方を見て驚きの声をあげました。




えっ、なになに!?なんて思いながら周りをキョロキョロしてると、ヒマ吉さんたちのいる方向からピコッ て音が聞こえて…



今「おれの勝ちやな。」

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作者名:14がすき | 作成日時:2018年2月13日 11時

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