ストーリー８０ ページ30
灰「おっまえさー、そこは空気読めよ。はい、だろ。」
あ「どうせこんなことだろうと思ってましたから。」
灰「ちぇー。」
口を尖らせて不貞腐れています。
あ「こんなくだらない話してないで、早く食べちゃってくださいよ。もう店閉まりますよ。」
わたしがそう言うと、さらに不貞腐れてしまった祥吾。
はぁー…、面倒くさいですね…。
灰「久しぶりに会った仲間にそりゃねぇだろー。泣くぜ？おれ」
あ「そんなことで泣く祥吾は祥吾じゃありません。偽物です。」
灰「意外と繊細かもよ？」
あ「繊細な人が、平気な顔で人殴ったり卑猥な言葉を言えたりするもんなんですかね。というか、祥吾は今も昔も、変わらずただの単純バカですよ。」
灰「ひっでえ言い草。」
あ「……？褒めてるんですけど…」
わたしがそう言うと、ぽっかーん と口を開けて間抜け顔の祥吾。
灰「うそつけ。」
あ「ほんとですよ。私、単純バカは嫌いじゃないですし」
灰「うそつけ。」
あ「ほんとですって。大輝も涼太も単純バカじゃないですか。」
灰「ダイキは分かるけど、リョータはちがう。あいつが単純バカだったら、俺があいつのこと嫌いなのはおかしい。」
あ「…まぁ、確かに祥吾と大輝に比べたら大人ですけど、バカですよ。」
灰「やっぱそーじゃねぇか！」
あ「ちょっ、暴れないでくださいよ！店壊れます！」
暴れそうになる祥吾を必死に抑えます。
あ「ほんと嫌いですね、涼太のこと。」
灰「あいつとは一生馬合わねえ気ぃすんな。ま、合いたくもねーけど。」
涼太は、比較的嫌われるタイプではありませんし、愛想もいいから嫌いな人はそうそういないと思うんですけどねぇ。
……あー、でも、そういうところも祥吾が涼太を嫌いな理由の１つなのかも…。
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美友 - いつも更新されてるかなって見に来てます。続き早く見たいので、更新頑張ってください。 (2018年1月14日 0時) (
レス) id: e7a5b55c2b (このIDを非表示/違反報告)
makanyan - 続き早く見たいです！ (2017年10月18日 8時) (レス) id: d834349331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：14がすき | 作成日時：2017年9月21日 21時
