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ストーリー62 ページ12

笠「おまえ、俺に関係ないって言われて腹たったって、言ってたよな…?」




そう、いえば…




笠「それを、今度はおまえが言うのか…?」

あ「え、っと……」


たしかに、あの時私は傷ついた。それと同じことを私はゆきちゃんに言ってしまったんだ。






だけど…



これで謝るのも、なんか悔しいっていうか、
今までの言い合いについて謝るみたいで嫌っていうか…、


笠「なんか言えよ」


あ「いっ…!」



ゆきちゃんの私の腕をつかむ力が強くなった。



あ「…かっ、関係ないって言ったのは悪かったけど、それより前に言ったことを謝るつもりはないから!」


言ったっ、言ったよ私っ。





笠「……おまえ、自分の今の立場分かってんの?」


あ「……へ?」


笠「今の主導権、完全におれだけど?」

あ「ひうっ…」



ゆきちゃんが私の首を触ってきた。



笠「ほっせ」

あ「ゆきちゃん、やめっ…」



私の言葉を無視して、ゆきちゃんは続ける。



あ「いやっ、ゆきちゃっ…」


笠「だまれ」



いやだっ、こわいっ。



ゆきちゃん、男の人の、顔…。




笠「今までは、寸止めで我慢してきてやったけど





……今回は、やめてやんねーから」







あ「んんっ!!?」


ゆきちゃんが強引に唇を重ねてきた。



あ「んんっ、んーーー!!」



両手を抑えられてて、動けないっ。



あ「ひあっ!?」



ぺろっ、と私の下唇を舐めて、また唇を重ねる。



あ「んっ…ふぅ…、はっ…」


笠「なにおまえ、感じてんの?」


あ「…なっ、んで、ゆきちゃっ、やめっ、て、よぉっ…」


笠「やめてやんねーっつっただろうが」




〜〜〜〜〜〜っ!!




がりっ



笠「って…」



私はゆきちゃんの唇を噛んだ。

それと同時に力が緩んだゆきちゃんのもとから脱出し、上体を起こす。



あ「はあっ、はあっ、はあっ」


笠「へー…、やってくれんじゃねーか」


ぐいっ


あ「やっ!」



…が、すぐに腕を掴まれて、また身動きが取れなくなってしまった。



笠「無駄な抵抗してんじゃねーよ。そんな力で何ができるってんだ」

あ「やだっ、はなしてっ!」





こわいっこわいっこわいよっ。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 楽しみにしています! (2019年9月10日 19時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
14がすき(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 大変遅くなってしまい申し訳ございません。だいぶ離れてしまっていたんですが、頑張っていこうと思います。コメントありがとうございます!よろしければこれからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年9月9日 22時) (レス) id: c8accdc037 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月30日 16時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
地味って便利 - 笠松先輩イケメンですね!楽しみにしてます。頑張ってください (2017年7月15日 22時) (レス) id: 3582ac3c0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:14がすき | 作成日時:2017年5月17日 22時

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