第40話 器が大きい の段 ページ10
滝夜叉丸の言葉に反応する七松先輩。
七松先輩「Aが?」
中在家先輩は、七松先輩が滝夜叉丸と話しているのにもかかわらず躊躇(ちゅうちょ)なく縄鏢を七松先輩に向かって投げる。
が、七松先輩は苦無を使ってはじき返す。
七松先輩、中在家先輩が怒ってらっしゃる意味が分かってらっしゃらないのか?
「七松先輩! 中在家長次図書委員長は七松先輩が破った本について怒ってらっしゃるのです!中在家先輩もどうか落ち着いてください!」
そう言い、僕は中在家先輩と七松先輩の間に割って入った。
中在家先輩「! 雷蔵、下がっていろ」
とブンブン縄鏢を回しながら言う。
くっ、中在家先輩やめる気は無いのか・・・なら僕が力ずくでやるしか・・・
七松先輩「本? あぁ、あの本か! 長次、すまなかった! 次からは気をつける! だから許してくれ」
!!七松先輩が謝った。で、でも、謝っただけで今の中在家先輩のお怒りが沈むとは思えないけど・・・
中在家先輩「・・・本当か」
・・・え?
咄嗟に僕は中在家先輩を見た。
中在家先輩は先ほどまでしていた不気味な笑いを止め顔普段通りに戻っていた。
七松先輩「本当だ! 今度からは気をつける」
も、もしかして許すのか・・・?
中在家先輩「・・・なら、いい」
「「えぇぇぇぇぇ!?」」
金吾「そ、それでいいんですか!?」
中在家先輩「もそ・・・」
とコクンと頷いた。
まさか、そんな簡単に許すなんて・・・
中在家先輩、七松先輩は持っていた武器を懐に入れた。
まさかの出来事に僕も含めてみんなが唖然としている。
七松先輩「所でAはどうしたんだ?」
中在家先輩「もそ・・・」
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (*´∀`)👍 (2023年2月8日 14時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - タソガレドキ組頭さすが!今後の展開がますます気になります!引き続き健康に気をつけて更新してください。 (2020年9月16日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ユリリンさん» ご指摘、ありがとうございます! (2020年9月11日 21時) (レス) id: dcc7e5857d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 69話の兵助の兵の字が間違っていました。気をつけてください。 (2020年9月11日 20時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 今回も面白いです。続き楽しみに待っています。 (2020年9月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2018年1月3日 18時