第50話 隠れる場所と理由 の段 ページ21
保健委員会、大丈夫かなぁ。あと、伊作先輩が言ってたやっとの思で・・・か、ボロボロの姿を見てなんとなく想像がつくけど・・・
うん・・・ドンマイです・・・
さて、次はどこに隠れようか
そんな二つの事を考えながら周りを警戒しながら物陰に隠れながら動く
『しんべヱ、喜三太 どっか隠れるところにいい場所ってない?』
しんべヱ「んー隠れるところかぁ、草むらとかかなー」
『喜三太は?』
喜三太「僕は昼休みはナメクジさんと遊んだりお散歩がほとんどだからわかんないよぉ」
『そっかぁ・・・』
やっぱり草むらしかないのかなぁ
しんべヱ「そういえば何でそんなに逃げるの?委員会に入りたくないの?」
喜三太も疑問に思っていたのかうんうんと首を縦に振る。
『あれ?2人とも知らないの?』
どうやら、2人とも知らないようだ。
『逃げてる理由はね、にが・・・』
待てよ?ここで喋ったら学園全体に広まっちゃうんじゃ・・・2人が知らないんならもしかしたら保健委員会以外ほとんど皆んな苦い薬を飲みたくないがために逃げてるって事知らないんじゃない?
もしその事が広まって次、薬を飲む事になった時、逃げれる可能性が低くなるかもしれない・・・
それは困る!!!!
しんべヱ「困るって?」
喜三太「何が困るの?」
『あ、ううん?何でもないよ?えーっとね・・・』
しまった、飲むの嫌すぎてつい声に出ちゃってたか
『あーーえーーとーー・・・委員会に入りたくなくて逃げてるって思われるのは嫌だなー困るなーって』
喜三太「あーそうだったんだ!じゃ、何で逃げてるの?」
それは、薬を飲みたくないからとは言えないし・・・どうしよう、思いつかない・・・早くどこかに隠れなきゃいけないし逃げる口実も考えなきゃだし・・・
二つの事に頭を悩ませ・・・悩ませ・・・悩ませた結果!ある事をに気づいた!
薬飲みたくない、捕まらないよう隠れないと、捕まったら保健室に連れてかれ・・・保健室?・・・保健室だ!
パッと閃いた私は2人に勢いよく話しかける。
『しんべヱ!喜三太!』
少しびっくりしたような反応を取る2人。
逃げる口実は考えついてないけど、とりあえずね
『良い隠れ場所思いついたの!』
しんべヱ・喜三太「どこどこ??」
2人とも逃げる理由を尋ねた事を忘れたのか興味津々に聞いてくる。
『それはねーー・・・保健室!』
喜三太「何で保健室?」
『なーいしょっ!』
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (*´∀`)👍 (2023年2月8日 14時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - タソガレドキ組頭さすが!今後の展開がますます気になります!引き続き健康に気をつけて更新してください。 (2020年9月16日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ユリリンさん» ご指摘、ありがとうございます! (2020年9月11日 21時) (レス) id: dcc7e5857d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 69話の兵助の兵の字が間違っていました。気をつけてください。 (2020年9月11日 20時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 今回も面白いです。続き楽しみに待っています。 (2020年9月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2018年1月3日 18時