第34話 鬼ごっこ開始 の段 ページ3
相手がいないにも関わらず、私は1人で手紙にツッコミを入れていた。
でも、ツッコンでもしょうがなくない?
だって、鐘が鳴るまで逃げ切ったら薬を飲まなくてもいいって事は嬉しいんだけどさ
それに、私がどの委員会に入るか悩んでいるって言う相談も解決してくれようとしてくれたのも嬉しいんだけどさ!
追っかけてくる相手が委員会って言うことは学級委員長委員会以外は追いかけてくるって事だよね!?先生は参加しないとしても多すぎる!!
あ・・・でも・・・別に私、一年生だからそんなに需要がない
と言う事は?全部が全部自分の委員会に入れたいと思っているわけじゃないと思うから、少しは減る・・・か・・・
そんな事を考えていると、火薬委員のタカ丸先輩、池田先輩、伊助の三人が歩いてくるのが見えた。
私は咄嗟に茂みに息を潜める。
あれ?火薬委員長の久々知先輩が見当たらない。
何で・・・?
?「Aみーつけた」
『え・・・?』
突然の後ろからの声にビックリした私は思わず声を出す。
『く、くくく久々知先輩!?な、何でここに!?』
後ろにはさっき見当たらなかった、火薬委員長の久々知先輩が笑顔で立っていた。
そ、そんな事より逃げるのが先!!
私は隠れていた茂みから飛び出した。
が、前には残りの火薬委員会のメンバーがいた。そして、後ろには久々知先輩がいる。
・・・マジですか・・・
苦い粉薬を飲みたくない。その為にはこの状況を打開しなければならない。
そこで私は瞬時に打開策を思いついた。
タカ丸先輩「ゴメンね?A」
池田先輩「これで逃げれないぞ!」
『いえ、謝るのはこっちですよ?タカ丸先輩?』
と言いながら目を合わせるとタカ丸先輩は不思議な顔をする?
タカ丸先輩「え?」
私は息を大きく吸い喋った。
『くノ一教室の皆さーん!今日は特別にタカ丸先輩がくのたま全員の髪を結ってくれるらしいですよー!!』
タカ丸先輩「えぇ!?」
すると、大きな足音と共にくノ一教室のくのたま達がものすごい勢いでこちらに走ってきた。
しかも、歓声を上げながら。
久々知先輩「何っ!?」
火薬委員会がくのたま達に気が向いている間に逃げた。
私が逃げた事に気付いた火薬委員会。
だが、もう遅い
なぜなら火薬委員会はタカ丸先輩を取り巻くくのたま達に巻き込まれ身動きがとれないからだ。
『よーし!作戦成功!流石は人気髪結いのタカ丸先輩・・・』
こうして、私は火薬委員会から無事逃げることが出来た。
第35話 何かいい方法 の段→←第33話 学園長先生からの手紙 の段
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (*´∀`)👍 (2023年2月8日 14時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - タソガレドキ組頭さすが!今後の展開がますます気になります!引き続き健康に気をつけて更新してください。 (2020年9月16日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ユリリンさん» ご指摘、ありがとうございます! (2020年9月11日 21時) (レス) id: dcc7e5857d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 69話の兵助の兵の字が間違っていました。気をつけてください。 (2020年9月11日 20時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 今回も面白いです。続き楽しみに待っています。 (2020年9月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2018年1月3日 18時