好きになった弱み (ページ18)

今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:54,176 hit

転生17 ページ18

・

『え、何勝手に入ってきてるんですか。』

五条「敬語禁止って言ったじゃない」

『勝手に入って来んな出てけ』

五条「いやそんなに口悪くなる？？」

そこら辺の椅子によっこらせと座る先生。

『…なにか用っすか』

五条「まぁまぁ、ゆっくり話そうよ」

『そんなこと言って、五条先生仕事は？』

五条「だーいじょぶだいじょぶ！他に頼んだから！」

いやそれ絶対伊地知さんに頼んだだろ。

やりたくない仕事全部任せてこっち来たのかよ。

伊地知さんかわいそ…

五条「てゆーか、隣恵の部屋じゃんか」

『そうなんだけど、隣だからこそ大声出せないしもしかしたらこの会話聞かれてるかもしれないから早く出てってくだせぇ』

五条「良かったねぇー。恵ーーー！仲良くs『大声出すなっつってんだろ馬鹿野郎』」

意外とサラサラしてんなぁとか思いながら先生の頭を軽く叩く。

イテッとか言ってるけど絶対痛くない。

てゆーか先生いい匂いする。

『何か香水つけてますか？』

五条「？！」

やっぱり。

先生の服や頭からいい匂いがする。

五条「Aは少し大胆だね」

『いや、いい匂いするから確かめただけ……っうぉっ？！』

ちょっとキモイ声出た。

だって先生が私の頭掴んでグイッて自分の顔の前に持ってくんだもん。

五条「こんなことするとさ」

"悪～い大人に引っかかっちゃうよ？"

その時私はすぐ様五条先生を押して距離をとった

『何するんですか』

五条「なーに言ってんの。僕何もしてないじゃん」

『したようなもんでしょうが！！』

ここでも同じ。

生徒と先生の関係はあってはいけない。

それに私はこんな奴これっっっぽっちも興味無い

『先生。帰った方いいよ。』

五条「…そうみたいだね。」

ククッと笑いながら「また来るかもね」と言われた。いや、来んじゃねぇよ

『一体なんなの…？』

先生が部屋から出ていった後、私は1人で呟く。

こんな事してる場合じゃない

早くめぐみんと連絡先交換しなきゃっっっ！！！

・

・

・

・

仕事に戻ろうとする五条悟は誰にも聞こえないような声で言った。

五条「もう一押し…かな？」