文豪達の姉ですが何か？？【短編集】

虚言癖だったら(みのり様) ページ40

中島敦
「へぇ〜。姉さんはやっぱり凄いや！！」流石の僕でも今の話は嘘だと分かるんだけど……自身を守る為の嘘なら時と場合によってはいいと思うけど、姉さんのこれはちょっと違うかな



太宰治
「流石私自慢の姉だよ。でも姉さん嘘は程々にね」嘘は何処に事実を混ぜるとより現実味を増す物だよ。度が過ぎると足元すくわれるかもしれないから気を付けてね



江戸川乱歩
「僕には嘘なんて通じないよ？でも他の人なら通じるかもね」だからいい加減僕と話す時位は嘘を混ぜるの辞めて欲しいな。なんだか信頼させれてないって感じがして嫌なんだけど



泉鏡花
「お姉ちゃん、凄い…！」何時になったら嘘をつく癖を治してくれるのかな。無意識？最近は度が過ぎてるからなんとしてあげないと取り返しがつかなくなる



谷崎潤一郎
「凄いと思うよ……」やっぱり駄目だ。あの笑顔を見てたらこんな嘘辞めようなんて言えない！！僕は本当にに駄目な弟だな。でも気次こそは…！




宮沢賢治
「姉さん。嘘をつきすぎると誰も信用してくれなくなりますよ」母にも言われてた筈ですよ。癖みないなのは分かっていますが、いい加減治す努力をしましょう



国木田独歩
「狼少年の話知ってるだろ」まさしくその状態になろうとしているぞ。姉さんが治す気があるなら俺が手伝える事は手伝うぞ



与謝野晶子
「あたしは姉さんのその癖を治してやりたい」陰で悩んでいる事は知ってるんだ。心理的な要因も絡んでるんだ。医者であり妹であるあたしを頼ってくれ



芥川龍之介
「下らぬ」僕もいい加減姉上の嘘に付き合うのは飽きてきた。最近のは度が過ぎるぞ。誇張し過ぎると真っ先に死ぬのは姉上だぞ。それを胸に置いておかれよ



中原中也
「姉さんは凄いよ。だが、それはやりすぎだぞ」嘘と噂ほど広がりやすいものはないぞ。話を盛る事は結構だが盛り好きだ。嘘ごとき踊らされて敵に殺される姉さんなんて俺は見たくないんだよ



尾崎紅葉
「姉様。嘘は時にもろばの剣となりますよ」嘘をつく事自体大変結構じゃが姉様自身を傷つけることだってあるということを覚えて欲しいのじゃ



夢野久作
「お姉ちゃん嘘はほど程にね」その嘘だとお姉ちゃん自身を傷つけることになるからあんまり良くないよ。そんな事で死んで欲しくないから

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