文豪達の姉ですが何か？？【短編集】

お見合いで仲良くなった男性と仲良くしてるのを見たら(サキ様) ページ27

※血の繋がりなし。お相手超一流物件※

中島敦
「あの人なら姉さんを任せれるけど……」もしかしたら結婚するかもしれないんだよね。とても喜ばしい事なんだけど凄く胸の奥がムズムズする



太宰治
「あんな男より私の方が姉さんの事知ってるんだけどな」幸運な事に私と姉さんは血が繋がってない。だから私にも姉さんと結ばれるチャンスがあるって事さ！あの邪魔な男をさっさと外野に追い出そうか



江戸川乱歩
「彼奴から姉上を取り上げるなんて簡単な事」姉上はあんなのがいい訳？超一流物件姉上の近くにいるじゃない。あんなよりも僕の方が何もかも上だよ？



泉鏡花
「あの人は清廉潔白な人だけど…」全て調べ上げたけどやましい事は何一つ見つからなかった。本当に？職業柄命を狙われる事は多いから凄く心配



谷崎潤一郎
「僕なんかよりも頼りがいのある人だもんね」悔しい事にこの事実は覆せない。僕があの人に1つでも勝ってる部分があれば別れさせるのも簡単なのかもしれない



宮沢賢治
「あの人なら安心して姉さんを任せれます！」僕が傍に入れない時もあの人なら姉さんを守ってくれる。弟の僕としてはとても嬉しいですが、姉さんを取られちゃうのは少し寂しいです



国木田独歩
「仲が良くて何よりだ」このお見合いは成功なのかもしれない。俺としては良い成果だが、あの男といる時間が多いせいか周りが静かでちょっと落ち着かない時がある



与謝野晶子
「あたしとしてはいい加減身を固めて貰いたいしね」あたしはもう姉さんのお陰で十分幸せなんだ。だから次は姉さんの番なんだよ。寂しいが、あたしも姉離れしないといけないしね



芥川龍之介
「警戒心が高い姉上とあそこまで打ち解けるとは…」重畳。僕も彼奴が義兄になるのは嫌では無い。姉上は弱くは無いが矢張り僕以外にも守ってくれる人が必要だが彼奴ならば問題なかろう



中原中也
「姉さんの隣は俺だけの席だと思っていたのに…！」なんで俺じゃなくて彼奴なんだ！？しかも俺といる時よりも楽しそうじゃねぇか……あんな笑顔見た事無いんだが



尾崎紅葉
「あの男やりおるな」姉様からあんな美しい笑顔を引き出すとは……完敗じゃ。あの様子だと結婚の話が出てくるのも近いかもしれぬ。わっちだけの姉様じゃ無くなるのは悲しいのう




織田作之助
「仲が良さそうで何よりだ」血は繋がってないといえ大好きな姉の幸福を願うのも弟の役割でもあり叶わない恋をしてしまった者の役目なのだろう

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