文豪達の姉ですが何か？？【短編集】

見知らぬ男が姉さんを襲おうとしたら(澪奈様) ページ25

中島敦
「捕まえた！貴方のやった事は犯罪ですので警察に引渡します」こんな事になるくらいならちゃんと一緒にいれば良かった。ごめんなさい姉さん。でも、これからは僕が命に代えても守るから



太宰治
「ねぇ、君。誰の物を襲おうとしたか分かってるの？」ゴミは早めに処分するのに限るね。この綺麗な肌に触っていいのは私だけなのに……帰ったら除菌だね。後の事は私に任せていいから



江戸川乱歩
「腸が煮え返りそうなんだ。そこまでにしてくれない？君の人生はもう終わったから」姉上は僕だけの物。あんな汚い奴に触られて姉上も苦しかったよね。家に帰ったら僕が綺麗にしてあげるから



泉鏡花
「夜叉白雪！こいつを殺して！！」ごめんなさい。私がちょっと離れたばかりにお姉ちゃんを怖い目に合わせてしまった……こんな所にいてもあれだから、帰ろ？立てる？



谷崎潤一郎
「その汚い手を今すぐ離せ。じゃないと殺してしまうかもしれない」僕が来たからもう大丈夫だよ。不甲斐ない僕のせいで辛い思いをさせちゃったね。速く家に帰ろか。さっき触られた所洗わないといけないし



宮沢賢治
「そこの人危ないですよ〜！」片付けれました！後は警察の方々にお任せしましょう。僕が着いていながら姉さんを怖い目に合わせてしまいました。ごめんなさい。だから速く安心できる場所に帰りましょうか



国木田独歩
「俺の目の前で悪事を働く事は許さん！！」ましてや身内が襲われそうになっているなんぞ許せる訳がなかろう。社に戻ろ。戻って与謝野先生に診てもらうべきだ。俺が付いてるから大丈夫だ



与謝野晶子
「この街であたしの姉さんに手を出す奴がいたなんて驚きだ」なんだ、骨の無いやつだったね。あたしの鬱憤を晴らせたから良しとしよう。立てるかい？未遂とはいえ、ショックな出来事だ。心に傷を負ってないといいんだが



芥川龍之介
「貴様、余程死にたいようだな」慈悲などかけぬぞ。命よりも大事な人を貴様に汚されたのだからな。もう終わったから安心しろ。飛んで帰るから捕まっていろ



中原中也
「死で勘弁しておいてやる。有難く思え」俺が傍を離れたばかりに姉さんを危ない目に合わせて悪かった。よしよし。怖かったよな。速く帰って綺麗にしような？

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