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-Aside-
私が声をかけると、我慢してたのが吹っ切れたのか。
まさ「Aーーーーーーーー!!!!!!」
ハネ「かっこよかったーーーーー!!!!!」
芝健「めっっっっっっちゃよかったよーー!!!!」
涙脆くて熱い子達が大声上げながら抱きついてきて。
うちのリーダーもそれを包み込むように抱きついてきた。
『く、くるしい…暑い…w』
抱きつかれた隙間から何とか見えた後ろの2人も笑っていた。
『ごめんね、言わなくて。言う必要無いかなーって思ってたんよ。消したい過去だったからw』
ハネ「ばかぁ………好きなの知ってたくせにぃ………」
『ごめんね、ほらメイク崩れちゃうよ〜ってもう手遅れかーwラストあるのにw』
ぐしゃぐしゃになってるまさはねの涙を拭き取りながらいつものマネージャーに戻ったように感じる。
2人が泣き止んでメイク直しに行ったので残りのメンバーと。
『ねぇまりん?動画撮ってくれた?w』
まり「あー、ゆまさんが撮ってたよ」
『あ、そうなの?w』
まり「俺も回そうと思ったけどゆまさんがまりんも映ってた方がえーやろって」
『あとでお礼言っとくわ』
まり「おん」
その後の沈黙を破ったのは
芝健「にしても、Aがれいんさんか…w」
りお「そうなんですよね…僕もまだ実感なくて…w」
カナ「じゃあAってブレイクできるってこと?」
『あ、ちょっとだけね?』
踊り手時代は色んなジャンルに手を出してたから。
今も体は鍛えてる方だし多分コツさえ覚えれば大丈夫。
芝健「ねぇ、急遽相談なんだけど」
『どしたの』
芝健「ワンマン、Aも踊らない?アンコールのあの曲だけ」
『で、でも構成変えるの今からじゃ…』
芝健「構成はなるべく変えないで、Aを追加する感じ。でもまりんまさとの前にまりんとAを入れたい」
こうなったら健は曲げないのはわかってる。
アンコール1曲目だってそう。
まりんの顔を見て、しゃーないっていう顔してたから。
『もちろん、2人戻ってきてから考えよう。でも、本当に最高の演目に出来なかったら私はでないからね。元の構成にしてよ』
芝健「それはわかってる。この期間でいい物に仕上げるから。もう構成は思いついてるしっ」
最高のメンバーに囲まれて、目の前にあるゴールという名のスタート地点に突き進む。
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作者名:コイキング | 作成日時:2022年2月6日 23時