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もう一度 ページ40

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「……A、ごめんね」









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何故祖母が謝るのか、私には検討もつかなかった。









「……なんで、おばぁちゃんが謝るの?」









「……私がもっと早く、聞いてあげれば良かった。
こんなに1人で抱え込んで……悪かったね、A」









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「そんなに……優かったら、また、泣いちゃうよ……」









甘えたくなるじゃないか……









「でもね……A」









……なに?









「Aは、周りの人のこと……ちゃんと考えているじゃない。
傷付けてしまったのが分かるってことは、周りの人を大切に思ってるってことだろう?」









……図星、なのだろうか。









「きっと、相手も、Aのこと、大切に思っているよ」
















本当に……おばぁちゃんには適わない。









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「ありがとう 」









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せっかくの彼氏なんだから、大切にしなさいよ。









だなんて……本当に適いっこない。









「……待って、彼氏じゃないよ」









「あらあら、でも好きなんでしょ?」









「さーぁ?どうだろう?」









「この子ったらまたこれだわ」









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……これってなんなんだろう。
でも、凄く心が落ち着いた。









「……うん。
でも、すっきりした。ありがとう」









おじさんが死んでしまったことは悲しいことには変わりない。
それでも、私は前を向かなきゃいけない。









悲しくて……
泣いたとしても……
いつの日かはまた絶対に。









ゼロさんにも謝って……もう1回。









最初から。






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あっれれー?おっかしいぞー→←間違った選択



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作者名:クグロフ | 作成日時:2018年6月12日 14時

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