欠点ごと愛して4

大量買い ページ27

安元side
雨でもないのに、あゆかから迎えに来てと連絡が来た。

珍しいな、なんて思いながら指定の場所に車を走らせる。

安「お待たせ、なんか買ったのかって、吉田さん？」

吉「あ、安元さん。お久しぶりです。」

『お迎えありがとう。吉田さんとお話して、色々買っちゃった。』

吉「すごく楽しかったです。ありがとうございました。」

『こちらこそ、ありがとうございました。』

あゆかを助手席に乗せ、次の仕事がある吉田さんと別れる。

あゆかの持っていたのは、大きな書店の紙袋2つ。

吉田さんの持っていた袋もあゆかのもので、トータル5袋あった。

中には、本だけでなくDVDや、ゲーム、グッズも入っていた。

安「すげぇ買ったな。」

『よしぴーさんのおすすめと、新作と、欲しかったのと……あと、』

安「楽しかったか？」

『うん。買いすぎたかな……』

安「棚にはいりきるか？」

『多分大丈夫』

安「入らなかった分は、リビングか寝室におこうな。」

『うん。』

ざっと見た中には、俺の好きなジャンルや、気になってた本も入っていたから、今度読ませてもらおう。

『洋貴の気になってた本も買ったよ。それ、寝室に置いていい？』

安「え、マジ？」

『うん。だって、買いに行く時ないでしょ？ネットでもいいけど…』

安「ありがとな。」

『うん。』

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