STPR社 メンバーサポート部！

第17話 ページ18

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さっきの言い争いがまるで嘘だったかのように

辺りはしんと静まり返っていた

一人佇んでいた私は渋々パンケーキを食べる事にした


…まさか、

こんなタイミングでバレるだなんて…っ、

大きな失敗を犯して

みんなの信頼が薄れているこんな最悪な時に…。

関係がバレてしまった私は

みんなになんて思われる…？

やっぱり贔屓だって…

コネだって思う…？？

…っやだやだやだ、

これ以上みんなからの信頼を薄くしたくない…っ

なーくんも…

私の気持ちがわからないですって…？

普通に考えたらわかるじゃない！

貴方が社長という立場でいる限り、

従兄弟だなんて言ったら私がコネで入ったと思われて

当然なんだから…っ！

ていうか…

こんな恥ずかしいこと言えるわけないでしょっ！、？

自分の弱い所なんて見せたくない…、

いつだって私は完璧じゃないといけないのに…っっ。

…もう悔やんでる暇はない…

兎に角 早く会社へ行って誤解を解かないと…


早歩きで会社に向かえば、いつも通りの出勤時刻

朝から非日常なことが起こりすぎて

崩れかけていた私のルーティーンも

どうやら再生しつつあるようです。

慣れた手つきでデスクに向かえば

早くも小さな爆弾が…。

ころん｢無理矢理誘っちゃったけど…

昨日大丈夫だった…？｣

A｢…いえいえ、私こそ。

酔った勢いで記憶もあやふやで…

何か迷惑かけてなかったでしょうか…？｣

ころん｢…え……っと、

あの…1つ聞きたいことあるんだけどさ…。

…なーくんと従兄弟って…本当？｣

A｢…えぇ…！何の話ですか…？

っ私、そんな変なこと言ってたんでしょうか…？

すっごく誤解です…気にしないでください…｣

ころん｢そ、そっか。

あ、あと…さっきなーくんが呼んでたから

社長室行っといてね｣

A｢え…、は、はい…｣

まさかの社内でお呼び出し…。

物凄く会いたくないけれど

会社に私情を持ち込むなんて自らの逆鱗に触れること

朝のことは綺麗さっぱり忘れて、

社長室に向かうことにした


ｶﾞﾁｬ…

A｢…失礼します

お呼びでしょうか、社長｣

社長｢待ってたよ、花咲さん。座って｣

A｢…はい｣

目の前に座り彼との会話を進めてみると…

それは、以前相談された対談の話だった

日程が決まり、

今週の金曜日に話し合いが行われるというのだ

私達はそれについての詳しい話と

現行読みの練習を少し行ったのだった

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