私も女ですけど？ (ページ12)

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じゅいちページ12

目の前で楽しそうに笑うラギー君だけど、秘密をバラしてないところを見ると根はいい子なんだよなぁと思ったりもする。

ラギ「、、、、何か失礼な事かんがえてそうなんで言いますけど、オレは自分に得があることしかしないっスからね」

、、、、というラギー君を見てしばらく考える。

『、、、考えたけど何が得になってるかわからない』

もしかしてこのネタを使って私が知らないところで学園長脅したりしてる？？？

なんて考えてたら人差し指をキュッとつかまれた。

ラギ「Aくんが唯一気を許してるのってオレだけっスよね。」

『、、、まぁたしかに言われてみればそうかも？』

ラギ「それがオレへの報酬っス」

『……ヴッ！！！！！！！』

急な不意打ちで胸を抑えて倒れこむ私を見てゲラゲラ笑うラギー君

『ほんとやめて、、、そーいうの慣れてないから』

と呼吸を整える私に

ラギ「シシシ！ドキドキしたっスか？？」

なんてのぞき込む

『それはもう心臓が出るかと思ったよ、、、、』

という私にちょっと考えた後

ラギ「ドーナツ何個分ぐらいのドキドキっスか？？」

『変なたとえだな、、、うーん六個分ぐらい？？』

といえば「マジっスか！じゃあよろしくっス！！」

何てかわいい笑顔で言うので思わず「へ？」と声が漏れた。

『え！？ちょっとまって！？！？僕が買うの！？！？』

といえばニヤニヤしながら「あったりまえじゃないっスか！」

というラギー君に怒ろうとすれば「おやぁ？？いいんスかぁ？うっかり口が滑っちゃうかもしれないっスよ？」といわれ何も言えなくなる

『、、、グッ、、、鬼め！！』

ラギ「シシシ！可愛いハイエナちゃんスよ～毎度ありっス！」

と口元に手を当てて笑った。