【すとぷり】今日も会長が愛しい【るぅと】

この関係もいつか ページ41

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そろそろ実行委員係じゃない？
すっかり空気にしてしまったころん君がそういった。


時計を見ると、係開始の五分前。
まぁ係って言ってもただそこらへんうろちょろしてくれば良いだけだけどね！！


「わ、ほんとだ…
僕ちょっと着替えてきます！」

『え！？』

着替えるんですか！？会長着替えちゃうんですか！？！？
もう二度と見れないかもしれないのにぃいい！！！！

頭の中インプットしよ。(冷静)



「じゃあ、僕莉犬君と合流しなきゃだから行くねー。」


『あ、了解！
付き合ってくれてありがとね！』


「どいたま〜」



ころん君が去っていった。
なんか、あの人今日元気無かったような…というかここ最近毎日。
まぁでも、変に質問しないほうがいいかもなぁ。


会長が着替え終わるまでなんか頼も。
せっかく喫茶店やってんだし。



**


「お待たせしてごめんなさい〜」


『大丈夫です！全然待ってません！』


なんか！！！デートみたい！！！あたい興奮しちゃう！！キャハ！！！

見回りとか言ってるけど
別に色んなとこいけるからただのデートだよまじで！！！


『会長行きたいとこありますか？』

デートっぽいけど男役完全に私じゃん


「んー…あ！」


手をポンッて叩いて会長がいった。



「お化け屋敷が良いです！有名なんですよね！」



…




『会長にならどこへでもついていきますよ！！』



そんな笑顔で言われたら断れないじゃん本日二度目のお化け屋敷



**


二回目だから大丈夫でしょ〜とか思って行った。
まぁ案の定大丈夫じゃなかったよね！
会長の横で叫び続けたよね！一回一回ごめんなさいって言ったよね！


お化け屋敷にいったあとは、色んなクラス回ったり園芸見たりして楽しんだ。
もうこんな思い出は二度とないってくらい本当に楽しかった。



そして、もうそろそろ文化祭も終了しそうな時間帯になった頃。
うちの学園は、他と違って二日目〜とかがなく、一日やったらそれでもう終しまいだ。

会長に「ちょっと良いですか」と言われたんで「喜んで！」ってついていった。つれてこられたのは生徒会室。

文化祭してるとは思いもしない、いつも通りの場所

もうすぐここに来なくなると思うと寂しくなる。
というのも、生徒会役員の任期は文化祭でほとんど終わりと言ってもいいくらい、すぐ終了してしまうから。
すなわち、


「あっという間でしたね」


会長のことを、“会長”と呼べなくなる日も近いということ。

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