黒歴史 ページ24
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「ねぇ、ほんとに大丈夫?主に頭」
『…いや、可笑しいのは私の頭じゃない。私の夢だ。ただ勘違いをしていただけだ…』
「え?なに、夢って。」
『海を見に行くよ』
「…ほんとに、今日は帰った方が良いよ…。Aちゃんの分も僕やっとくから…」
『いや…私は永久に会長に会うなら心臓でも何でも捧げると誓った生徒だから…その信念に従わないと…』
「…はぁ。」
ころん君は頭をおさえて、ため息をついた。
今日見た夢から、ずっと会長がキャラ崩壊するという夢を見る。
自分でも病んでんじゃないかなって思う。でも夢でも会長は美しいんだよ…
ころん君が扉を開けた。
「るぅとくーん、Aちゃんが可笑しい」
「え?」
なにかあったんですか?と近づいてくれる会長。尊い。
『お…(んなのこにぜったいモテま)す…(よね)ご…(めんなさい)り…(ょうりうまそう)ら…(んどせる)』
「!?」
待って、何言ってんだ私!?いや違うんです会長!!会長がオスゴリラってことじゃないんです!!たとえ会長がゴリラでも毎日動物園通います!!
あ、ああ訂正しないと…!!
『会長すみません!!会長はゴリラなんかではありませんし朝5:00に起きてゴリラの歌なんか歌いませんしゴリラのキャラベンじゃないと弁当投げるなんてことしませんよね!あ!?』
多分私患ってんだわ!!
会長言葉なくしてんじゃん!!えごめんなさい!
副会長すっごい哀れみの目で見てくるんだけど待って!?なんでそんな「頭やっちゃったのかなかわいそう…」みたいな目で見るの!?
ころん君に関しては考えること放棄してんじゃん!
ダメだ…考えることを放棄してる!今考えるのが怖いんだ…!
って状態じゃんア○ミンさん!!
「僕は、ちゃんと帰れって言った。」
「るぅとくん…ちょっと」
副会長が会長に耳打ちでなにか言っている。その後会長はえ!と声を漏らした。
「そ、そんなこと…!!」
「でも!!まじでこのまんまじゃAちゃん救い用のないことになっちゃうよ!?それでもいいの!?」
会長は、一瞬苦い顔をして、私に向き直った。
えっ、なんだろう…//(ドキドキワクワクズッキュンボクラダケノシャングリラ)
「秋野さん…その…
幻滅、しました…そんな人だったんですね。」
ぱりん、ぱりん。
視界が、暗くなってゆく。
それと同時に私の自我が戻ってくる感覚があった。
地べたにへたれてしまう。
『もう無理…立ち直れない…』
一生もんの黒歴史になる。
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ちか様っ! - ガチめに好きでしゅ (2020年5月20日 0時) (レス) id: 977c93c278 (このIDを非表示/違反報告)
ひま - 今日学校で友達におすすめされて見に来ました、、、、、、、、メッッッッッッチャオモシロイデス (2020年1月27日 15時) (レス) id: 82a3dc44be (このIDを非表示/違反報告)
あゆ。(プロフ) - 恋花レンカさん» コメントありがとうございます!そして返信遅くなって申し訳ないです;;キュンしていただきありがとうございます(?)!!尊敬だなんて…!!わわわもったいないお言葉です…嬉しいです! (2019年12月26日 7時) (レス) id: 60e39cad9d (このIDを非表示/違反報告)
恋花レンカ - るぅと君の行動にいちいちキュンとしてしまう...脳が機能しなくなりました。こんなに素敵な作品を作れる作者様、尊敬します! (2019年12月1日 19時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ。(プロフ) - たるますちっくさん» コメントありがとうございます!そ、そんな…!いんむの呪いにかかっちゃったんですよきっと!!(うるさい)なので私と一緒にちょっと焼いてかない?しましょう!!(くそ) (2019年11月2日 21時) (レス) id: 60e39cad9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ。 | 作成日時:2019年10月14日 11時